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記事全文を読む→「自衛隊に行くのは貧困層の子供」立民議員の暴論に逆襲した小泉進次郎の非進次郎構文的「静かな反論」
立憲民主党の古賀千景参院議員が放ったひと言が、大ブーイングを引き起こした。コトの起こりは、6月15日の参院決算委員会。古賀氏が小泉進次郎防衛相に対する、防衛白書の子供向け冊子をめぐる質疑の中で、爆弾を投下したのである。
「私も教えた子がいっぱい、自衛隊にいるんです。いっぱい苦しんでいますよ」
2022年に初当選した古賀氏はもともと、福岡県で30年にわたり小中学校の教員を経験し、日本教職員組合の特別中央執行委員の経験がある人物だ。
「でもですね、わかってほしいのは、自衛隊には経済的に厳しい子供たちが行くんですよ。豊かな子供たちは自衛隊とかなりませんよ」
すぐに撤回したものの、「とんでもない職業差」「撤回では済まされない」といった厳しい反撃に遭うことに。
教育の現場を熟知し、かつては教壇に立って子供たちを明るい未来へと導く立場にあった人間が、公の場で自衛隊員という職を「経済的弱者の避難所」と断じる。豊かな家庭の子は決して選ばないものだと斬り捨てたのだから、
「高慢な特権的差別意識があったと捉えられてもしかたがないでしょうね」(政治部記者)
この暴言に真っ向から反論したのは、小泉防衛相だ。かつてはその物言いが「進次郎構文」などと揶揄されたことがあったが、この日は違った。
「全くそういうことはありません。それは事実誤認だと思います。それこそまさに、一面的な自衛官、そして自衛隊の家族に対する見方なのではないでしょうか」
自衛官の待遇改善や現場の環境整備に奔走してきたので…
冷静な口調で異議を唱えると、さらにこう続けた。
「我々としては今、全国で教育現場を見ていまして、過度な配慮によって自衛隊や防衛省、こういった取り組みが現場の判断によって、その機会すらも与えられないようなこと。そして、近隣諸国の国々の子供たちに配慮と言いますけども、自衛官の子供たちも学校に通っているんです。そういったことに対する配慮や、その子供たちの環境に対する理解をより広く広げることが、まず最優先なのではないでしょうか」
静かな語り口ながら、厳しい言葉を投げかけたのである。
前出の政治部記者が言う。
「防衛大臣に就任後、小泉氏は自衛官の待遇改善や現場の環境整備に奔走し、彼らへのリスペクトを自身の信条としてきました。だからこそ、古賀氏の言葉は自衛官の尊厳そのものへの冒涜と映ったのではないでしょうか」
発言を撤回しようとも、SNS時代において一度吐き出された言葉はデジタルタトゥーのように拡散される。いまだ「撤回すればそれで終わり」という甘い認識で、国会の椅子に座る議員たち。いつになったら懲りるのか。
(灯倫太郎)
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