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Posted on 2026年06月29日 11:30

サッカーW杯1次リーグ突破は「9カ国出場で日本とオーストラリア」だけ…アジアが「世界最弱地域」になり下がった「ヤバイ次大会」

2026年06月29日 11:30

 グループリーグを突破しても、今後の日本サッカー界を考えれば、手放しで喜んでばかりはいられない。モロッコ、スペイン、ポルトガル3カ国共催のサッカーW杯2030年大会において、アジアの悲惨な現状が大きな足かせになるからだ。

 48カ国制によるアメリカ、カナダ、メキシコの北中米大会に8回目の出場の日本はF組2位で通過し、ラウンド32でW杯史上最多5度の優勝を誇るブラジルと激突する。ノックダウン方式のため、負ければ終わりの大一番だが、森保ジャパンの士気は高い。スポーツ紙サッカー担当記者が言うには、
「王国ブラジルは5回戦って5回勝てる相手ではないですが、チャンスがないわけではない。最後のW杯優勝は2002年の日韓大会だし、上位6チームが出場できる南米予選ではギリギリの5位。チャンスは十分にあります」

 3大会連続の決勝トーナメント進出で躍進を続ける日本に対し、他のアジア勢の惨状は目を覆うばかりだ。ベテランのサッカーライターが嘆く。
「今大会、アジアは出場枠が増えたことで9カ国も出場しましたが、グループリーグを突破したのは日本とオーストラリアのわずか2チーム。強豪国がいない『史上最高の蜂蜜枠(楽な枠)』と豪語していた韓国もイランも、あっさり敗退しました。それに比べ で欧州は16チーム中13チーム、6枠の南米はウルグアイ以外の5チーム、アフリカ勢は10チーム中9チームが決勝トーナメントに進出しましたからね」

 この現状に世界中のサッカー関係者からは「次回からアジア枠を減らし、アフリカの枠を増やした方がいいのでは。アジアに甘すぎる」との声が出始めているという。今後、FIFAがどう判断するかだ。

日本にとって有利に働くことはない

 大会ごとに、アジアの出場枠は増加の一途をたどっている。「ドーハの悲劇」で出場を逃した1994年のアメリカ大会には24カ国が出場し、アジアに割り振られたのはわずか2枠。初出場を果たした1998年のフランス大会では3.5枠、2002年の日韓大会から2018年のロシア大会までは32カ国に増えたこともあり、4.5枠となった。

 前回のカタール大会では開催国枠を除けば4.5枠だったが、今大会では48カ国参加に増えたことで、8.5枠(プレーオフを含む)に跳ね上がった。
「これが水増しのやりすぎだったことを露呈してしまいました。さすがに次回は、このままというわけにはいかないでしょう」(前出・サッカー担当記者)

 仮にそうなれば、アジア予選は激化必至で、日本にとって有利に働くことはないだろう。
「アジアで日本の力が突出しているのは明白です。各国はガチガチに引いてくることでしょう。そんな相手のゴールをこじ開けるのは、なかなか手間がかかりますよ。これまでも日本はアジア予選でそれなりに苦労していますが、それに拍車がかかるかもしれません。ミスからカウンター攻撃を仕掛けられ、負けや引き分けに持ち込まれる可能性だってあります。出場枠が多いにこしたことはない」(サッカー関係者)

 今や世界最弱地域になり下がったアジアで、日本が強国の座を維持しても、思わぬ落とし穴が待っているかもしれないのだ。

(阿部勝彦)

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