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記事全文を読む→競馬「AI予想」が収支マイナスになるのは「AI指数」を弾き出す根拠が疑わしいから
筆者が購読するスポーツ紙の競馬予想には「AI指数」が載っている。TOKYO MX2の東京シティ競馬中継では、レースごとに5頭のAI推奨馬が画面に表記される。
現代はネット社会だから、そういう予想があって当然だろう。しかし、AI予想が話題になることはほとんどない。たまに収支がプラスになることはあっても、多くの場合、マイナスになっているからだ。7月12日の七夕賞(GⅢ)を例にとり、AI予想の結果を見てみると…。
AI指数は過去のレースデータをもとにして、コンピューターによる数値を出すようにしている。90以上が高い数値だが、七夕賞で90以上の馬はゼロだった。
上からカラマティアノス(83)、サヴォーナ(80)、バトルボーン(79)、アスクナイスショー(70)、ヤマニンブークリエ(69)。結果はアスクナイスショーが勝って、2着にマイネルモーント(59)、3着にオニャンコポン(19)が入り、3連複は6万8290円、3連単は22万3050円となった。
これなどは、過去のデータをもとにするAIではまず当てることができないだろう。なにしろオニャンコポンは近4走全て、2桁着順だったのだから。
馬場状態・レース展開・トラックバイアス・枠番を考慮しない
ちなみに、AIが推奨した買い目は◎カラマティアノスからの馬連4点と、○サヴォーナ、▲バトルボーン、☆アスクナイスショーの馬連ボックス3点の計7点だった。
2着に入ったマイネルモーントには△を打っていたが、残念ながら6番手の評価で、買い目には入っていない。入着はあっても、馬券に絡むのは数値的に難しいとみていたのだろう。
AI指数は過去のレースデータから算出しているものだが、そもそもそれが適切なものかどうか疑わしい。馬場状態やレース展開によって、大きく左右されるからだ。
さらにトラックバイアス(馬場状態やメンテナンスの影響で有利不利が偏る現象)や枠番も考慮する必要があるだろうし…。
というわけで、わかったのはAI予想を鵜吞みにしてはいけない、ということ。指数はあくまでも参考までとすべきだ。
(兜志郎/競馬ライター)
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