エンタメ
Posted on 2026年07月12日 09:00

密室の壁をスリ抜けて…ネットフリックス映画「ガス人間」その恐怖は80年前に実在していた!

2026年07月12日 09:00

 自らの体をガス状に変化させ、密室の壁をスリ抜けて犯行を繰り返す。そんな怪人出現の恐怖を描く映画「ガス人間」が現在、ネットフリックスで配信されている。
 これは1960年公開の東宝特撮映画「ガス人間㐧1号」のリブートだが、本作では小栗旬、蒼井優ら豪華なキャスト陣に加え、その優れた特撮技術がオカルトファンの熱い視線を集めている。
 実はこの「ガス人間」、決して荒唐無稽なフィクションではないのだ。

 時を遡ることおよそ80年前の1944年9月。アメリカ・イリノイ州マトゥーンでは、実際に「毒ガス襲撃事件」が発生していた。
 当時の地元紙「シカゴ・ヘラルド・アメリカン」が報じたところによれば、真夜中に寝静まった住民を突如として襲ったのは、甘ったるい匂い。これに住民たちは目を覚ますが、体は麻痺して動かせず、叫ぶこともできない。まさに悪夢のような光景が繰り広げられたのである。

 ある夜、不審な「黒ずくめの男」と遭遇した住民は「高身長で黒い帽子をかぶっていた」と証言。犯行現場には空になった口紅のケースや、謎の液体が染み込んだ布が残されていたことで、犯人は男か、いや男装した女ではないのか、との憶測が飛び交うことに。

 騒動は日を追うごとに拡大し、警察やFBIまで出動。その後、犯人は「マトゥーンの毒ガス犯」「マッド・ガッサー」と呼ばれ、地元住民を恐怖のドン底に突き落とすことになる。
 しかし1カ月ほどすると、警察の捜査をよそに、犯人はまさにガス…いや、煙に巻かれるように忽然と姿を消したのである。

犯人は「変人アマチュア化学者」だったという仮説

 事件はその後、警察や心理学者により「集団ヒステリー」の典型例として処理されてきたが、2003年、そんな説に異議を唱えたのが、マトゥーン出身の高校化学教師だった。著書「The Mad Gasser of Mattoon:Dispelling the Hysteria」の中で提示した、ある仮説だ。

 この事件の犯人として、地元で「変人」扱いされ疎まれていたアマチュア化学者だったとして、実名を挙げて指摘。この男は異常な化学知識を持ち、自宅には実験室があり、事件前に爆発事故を起こしていた、さらには背格好も目撃情報と一致していた、と著書には記されている。

 長い年月を経てなお、イリノイ州で語り継がれている「マトゥーンのガス魔」事件。それは本当に単なる集団心理の産物なのか、はたまたアマチュア化学者による犯行だったのか。映画「ガス人間」が今、改めて「実在した怪人」の恐怖を蘇らせている。

(ジョン・ドゥ)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    芸能
    2026年06月07日 08:00

    ピン芸人の中山功太がバラエティー番組の収録中に語った「10年間ぐらいずっといじめられた先輩がいる」と告白してからしばらくが経つが、あの騒動が芸人の間で「ひとごとではない」として波紋が広がり続けているという。問題の「先輩」とされるサバンナ・高...

    記事全文を読む→
    政治
    2026年08月19日 21:00

    「激ヤセ」は芸能人によくある現象だが、北朝鮮でも大いに関心を集めている有名人がいる。金正恩総書記の娘、ジュエ氏だ。朝鮮中央通信は8月17日、金総書記が前日に平壌で行われた祖国解放81周年記念のサーカス公演や、水泳・飛び込み競技を観覧したと報...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    芸能
    2026年08月24日 13:45

    もともとドラマウォッチャーとして知られる歌手・大塚愛が、8月23日放送のドラマ「VIVANT」(TBS系)に登場した。わずか20秒程度だったが、主演・堺雅人とのツーショット共演。しかも、事前告知なしだった。TBS関係者が言う。「普通なら局側...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/8/18発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク