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記事全文を読む→アジア大会で大混乱「電車3本見送り激混雑」「チェーン店1時間待ち」「ホテル爆騰」名古屋はオーバーツーリズムに耐えられる都市か
シルバーウィークの名古屋が、いつもとは違う特大の混雑に見舞われている。原因は9月19日に開幕した「愛知・名古屋アジア競技大会」だ。今回の大会には45の国・地域から選手ら1万7000人超が参加。さらに観客や大会関係者が加わり、名古屋市内の交通機関はパニック状態に陥っている。
出張の会社員は驚きを隠さない。
「普段は数千円で泊まれるホテルが1万円超え。電車も混雑して、名古屋駅周辺は身動きが取れないほどです。地下鉄が混みすぎて、電車を3本、見送りました。あまりの混雑ぶりに、交通規制をしていた警察官に詰め寄っている人もいましたね。チェーン店に入るのも1時間待ちです」
大会期間とシルバーウィークが重なったことも大きい。普段から通勤・通学客が利用する地下鉄に、国内外からの観光客、大会関係者が一気に加わったからだ。
しかも今回、東京五輪の時のような大きな選手村は設けられていない。選手や関係者は名古屋市内を中心としたホテルやクルーズ船、仮設の宿泊施設などに分かれて滞在する。ところが参加者は当初の予定を上回り、宿泊先をめぐる混乱が発生。なんと、ホテルを自分で予約する選手まで出たと報じられている。
単に「観光客が多すぎる」という話では済まない
ここで気になるのが、そもそも名古屋には大きな大会を受け止めるだけの「ホテルの余裕」がどれほどあるのか、という問題だ。地元観光業関係者が指摘する。
「東京や大阪、京都ほど外国人観光客が集中する都市ではないので、普段はホテル不足が大きな問題になることはありません。しかし国際大会ともなれば、話は別です。選手や役員、報道関係者、観客が一斉に押し寄せればホテルだけでなく、地下鉄やバス、飲食店にも大きな負担がかかります」
今回の混雑は、単に「観光客が多すぎる」という話で済むものではない。名古屋という都市が、大きな国際大会によってどこまで人を受け入れられるのかが、はっきり見えてくる機会になっている。
アジア競技大会は10月4日まで続く。盛り上がりが佳境に差しかかれば、人の移動はさらに増える可能性がある。名古屋はこれから、観光客が一気に増える時代にも対応できる都市なのか。その答えを出す上で、このアジア大会は大きな判断材料になることだろう。
(カワノアユミ)
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