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記事全文を読む→巨人がドラフト指名挨拶をした「14歳の中学生捕手」決め手は「大森の目」だった
はたしてプロ契約を結べるのか。巨人が育成ドラフト5位で獲得した14歳の中学生・関蓮太郎捕手が11月4日に指名挨拶を受けた。
「僕はまだ中学生なので、質疑応答はお手柔らかにお願いします」
7台も集まったテレビカメラの前で、少年は堂々と語る。
「高校の強豪校からのオファーを全て蹴って、巨人入りを決意しています」(巨人担当記者)
U-15(15歳以下)侍ジャパン日本代表で、主将と4番だった。正式契約は義務教育期間終了の来年春以降。契約を結べば通常の育成選手と同様に、標準額290万円の支度金が支払われることになっている。
巨人が史上最年少となる中学3年生のドラフト指名を強行したのは、ジャイアンツユース(多摩川ボーイズ)の大森剛代表だ。侍ジャパン日本代表のU-15監督でもある。
1989年、史上最多8球団がドラフト1位指名した野茂英雄の外れ1位で、巨人に入団した。六大学三冠王として注目を浴びたが成績を残せず、1998年に近鉄に移籍すると、翌年に引退して巨人のスカウトに転身した。
ここからの実績は右肩上がり。2006年の高校生ドラフト1巡目で坂本勇人(光星学院)を獲得した。
「球団では原辰徳監督を筆頭に、堂上直倫(愛工大名電高)を指名すると決まりましたが、これに断固、異議を唱えたのが大森スカウトでした。『坂本を獲るべきだ。自分が責任を持つ』という執念で坂本を獲得したのは、巨人では語り草です」(球団OB)
ほとんどの子供がまずはサッカーを体験する地域で…
2016年オフには国際担当として、ドミニカ共和国で実施した巨人主催のトライアウトで、メルセデス投手のわずか1球の投球を見て獲得を決意。2018年途中で支配下登録を勝ち取ったメルセデスは、2019年にはチームトップの8勝(8敗)を挙げて、リーグ優勝に大きく貢献した。
そして今回は中学3年生捕手の獲得。最終的にはスカウトとしての実績がある「大森の目」で決まった。
関が生まれた神奈川県川崎市周辺は、サッカーが盛んだ。2004年5月に15歳11カ月でJ1史上最年少ゴールを記録した元日本代表・森本貴幸や日本代表・久保建英も、同じく川崎市出身。隣町の宮前区の出身者には三苫薫、田中碧がいる。
「ほとんどの子供が、まずはサッカーを体験する地域です」(サッカー担当記者)
関が5歳から野球一筋にのめりこんだのは、54歳の父・正弘さんが、関が所属した地元の少年野球チームの監督だったことが大きい。
「彼(関)の決断が数年後に振り返って、よかったなという形になるといいし、我々が責任を持ってそうなるようにしたい」
そう話す松井秀喜監督は、育成に意欲満々。14歳がプロ契約を勝ち取れるかどうか、今後も目が離せない状況だ。
(小田龍司)
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