スポーツ
Posted on 2026年11月05日 11:30

巨人がドラフト指名挨拶をした「14歳の中学生捕手」決め手は「大森の目」だった

2026年11月05日 11:30

 はたしてプロ契約を結べるのか。巨人が育成ドラフト5位で獲得した14歳の中学生・関蓮太郎捕手が11月4日に指名挨拶を受けた。
「僕はまだ中学生なので、質疑応答はお手柔らかにお願いします」
 7台も集まったテレビカメラの前で、少年は堂々と語る。
「高校の強豪校からのオファーを全て蹴って、巨人入りを決意しています」(巨人担当記者)

 U-15(15歳以下)侍ジャパン日本代表で、主将と4番だった。正式契約は義務教育期間終了の来年春以降。契約を結べば通常の育成選手と同様に、標準額290万円の支度金が支払われることになっている。

 巨人が史上最年少となる中学3年生のドラフト指名を強行したのは、ジャイアンツユース(多摩川ボーイズ)の大森剛代表だ。侍ジャパン日本代表のU-15監督でもある。
 1989年、史上最多8球団がドラフト1位指名した野茂英雄の外れ1位で、巨人に入団した。六大学三冠王として注目を浴びたが成績を残せず、1998年に近鉄に移籍すると、翌年に引退して巨人のスカウトに転身した。

 ここからの実績は右肩上がり。2006年の高校生ドラフト1巡目で坂本勇人(光星学院)を獲得した。
「球団では原辰徳監督を筆頭に、堂上直倫(愛工大名電高)を指名すると決まりましたが、これに断固、異議を唱えたのが大森スカウトでした。『坂本を獲るべきだ。自分が責任を持つ』という執念で坂本を獲得したのは、巨人では語り草です」(球団OB)

ほとんどの子供がまずはサッカーを体験する地域で…

 2016年オフには国際担当として、ドミニカ共和国で実施した巨人主催のトライアウトで、メルセデス投手のわずか1球の投球を見て獲得を決意。2018年途中で支配下登録を勝ち取ったメルセデスは、2019年にはチームトップの8勝(8敗)を挙げて、リーグ優勝に大きく貢献した。
 そして今回は中学3年生捕手の獲得。最終的にはスカウトとしての実績がある「大森の目」で決まった。

 関が生まれた神奈川県川崎市周辺は、サッカーが盛んだ。2004年5月に15歳11カ月でJ1史上最年少ゴールを記録した元日本代表・森本貴幸や日本代表・久保建英も、同じく川崎市出身。隣町の宮前区の出身者には三苫薫、田中碧がいる。
「ほとんどの子供が、まずはサッカーを体験する地域です」(サッカー担当記者)
 関が5歳から野球一筋にのめりこんだのは、54歳の父・正弘さんが、関が所属した地元の少年野球チームの監督だったことが大きい。

「彼(関)の決断が数年後に振り返って、よかったなという形になるといいし、我々が責任を持ってそうなるようにしたい」
 そう話す松井秀喜監督は、育成に意欲満々。14歳がプロ契約を勝ち取れるかどうか、今後も目が離せない状況だ。

(小田龍司)

カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2026年10月30日 11:30

    今年も園遊会に招かれなかった。いつかお声がかかる日が来るかもしれないと、ブックオフで値下げされていた「皇室入門」という新書まで購入し、熟読しているのに、いまだお呼びがかからない(笑)。ちなみに園遊会とは天皇・皇后両陛下が各界の功労者らを招き...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    スポーツ
    2026年11月02日 11:45

    10月30日に秋季キャンプを始動させた巨人の映像が流れ、高橋由伸ヘッドコーチと清水隆行打撃チーフコーチの就任が紹介された直後だった。11月1日放送の「サンデーモーニング」(TBS系)で駒田健吾アナウンサーが「上原さんは、ピッチングコーチは?...

    記事全文を読む→
    芸能
    2026年11月02日 15:30

    脳梗塞で療養中だった伊達みきお(サンドウィッチマン)が、10月31日の「サンドウィッチマンザ・ラジオショーサタデー」(ニッポン放送)で、2カ月ぶりに復帰した。「さあ、時刻はお昼の1時を回りました。こんにちは。サンドウィッチマンの伊達みきおで...

    記事全文を読む→
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/10/27発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク