事件

紳助が突きつけた「出演条件はカウスの土下座」ゴーマン要求(4)

宙に浮いたドキュメンタリー

 こうした財界筋からの強力なプッシュがあってこその今回の紳助復帰プラン。だが、周囲の喧騒をよそに、当事者たちの思惑は別のところにあるようだ。

「紳助さんは、まだまだしばらく休みたいというのが本音みたいです。飲み会の席でも『声だけとかそんな仕事ならナイショでできるけどなあ』と笑いながら話していたようだ。どうも表に顔が出るのは、しんどがっていて、番組のプロデュースなどでもう一度再起することを考えているみたいです」(前出・テレビ局関係者)

 一方、関西のテレビ局関係者も、出演交渉をしつつも真っ先に紳助復帰に名乗りを上げるのはリスキーとの判断もあるようだ。

「結局、いまだに紳助さんのイメージがグレーなままだけに、どの局も我先に手をあげるのは避けたいところ。できれば、他局に先に出てもらい一度反応を見たいというのもある(笑)。そうした微妙なテレビ局サイドの内情もあって、飲み会の人数も全盛時のような誰もが頭を下げて集まってくる状況とは違ってきているようです」

 芸能界引退宣言から1年のタイミングに当たる今年9月にフジテレビが水面下で進めていた紳助の引退後の生活ぶりに肉薄したドキュメンタリー番組もストップしたままで、再開の見通しも見えてこないという。

「企画的には、紳助がインタビューを受けながらその折々の心情を述べていて、4人のカメラマンが24時間態勢で張りつく予定だった。ところが、今年5月に一部の週刊誌に部外秘で進んでいたはずの番組の情報が漏洩してしまったことに紳助サイドが態度を硬化させてしまった。それ以来、撮影がストップしているのも、関西のテレビ局関係者が紳助の復帰に配慮する一因となっています」(在阪芸能記者)

 わずか1年でいよいよ表面化してきた紳助の復帰問題。芸能評論家の肥留間正明氏が言う。

「テレビ局がこのタイミングで積極的に紳助復帰に動くとは考えにくい。紳助や吉本のプッシュあってのことでしょう。しかし、ここで復帰してしまえば、芸能界は甘いと世間は思うはず。それでも局側に、視聴率獲得のために紳助復帰を容認する雰囲気ができている部分はあるでしょうね」

 あとは、紳助の決断しだいのようだ。

カテゴリー: 事件   タグ:   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<マイクロスリ―プ>意識はあっても脳は強制終了の状態!?

    338173

    昼間に居眠りをしてしまう─。もしかしたら「マイクロスリープ」かもしれない。これは日中、覚醒している時に数秒間眠ってしまう現象だ。瞬間的な睡眠のため、自身に眠ったという感覚はないが、その瞬間の脳波は覚醒時とは異なり、睡眠に入っている状態である…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<紫外線対策>目の角膜にダメージ 白内障の危険も!?

    337752

    日差しにも初夏の気配を感じるこれからの季節は「紫外線」に注意が必要だ。紫外線は4月から強まり、7月にピークを迎える。野外イベントなど外出する機会も増える時期でもあるので、万全の対策を心がけたい。中年以上の男性は「日焼けした肌こそ男らしさの象…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<四十肩・五十肩>吊り革をつかむ時に肩が上がらない‥‥

    337241

    最近、肩が上がらない─。もしかしたら「四十肩・五十肩」かもしれない。これは肩の関節痛である肩関節周囲炎で、肩を高く上げたり水平に保つことが困難になる。40代で発症すれば「四十肩」、50代で発症すれば「五十肩」と年齢によって呼び名が変わるだけ…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
【戦慄秘話】「山一抗争」をめぐる記事で梅宮辰夫が激怒説教「こんなの、殺されちゃうよ!」
2
神宮球場「価格変動制チケット」が試合中に500円で叩き売り!1万2000円で事前購入した人の心中は…
3
永野芽郁の二股不倫スキャンダルが「キャスター」に及ぼす「大幅書き換え」の緊急対策
4
巨人で埋もれる「3軍落ち」浅野翔吾と阿部監督と合わない秋広優人の先行き
5
「これは…何をやってるんですかね」解説者がア然となった「9回二死満塁で投手前バント」中日選手の「超奇策」