田宮は作家・山崎豊子と、こんな会話をしている。田宮が主演の万俵鉄平役を熱望した「華麗なる一族」(74年、東宝)についてである。「鉄平の死に方は純粋で男らしく、壮絶ですね。猟銃の引き金を足で引いて、至近距離で撃てば、顔がつぶれないというのは本...
記事全文を読む→白い巨塔
田宮の死が大きく報じられたのは、43歳という若さもさることながら、日本のドラマ史に残る傑作「白い巨塔」(78~79年、フジテレビ系)の放映を2話も残していたからだった。03~04年には唐沢寿明主演でリメイクされ高視聴率を獲得したが、田宮の場...
記事全文を読む→1978年12月28日、田宮二郎は自身の心臓を、愛用の散弾銃で撃ち抜いた。師走の街を襲った訃報は没後40年を経た今も、芸能史に残る衝撃として記憶される。家庭も仕事も順調だったスター俳優を死に追いやったものとは何か──。10年に及ぶ調査・取材...
記事全文を読む→V6・岡田准一が来年放送されるテレビ朝日開局60周年記念スペシャルドラマ「白い巨塔」で主演を務めることが発表された。同ドラマで岡田が主人公・財前五郎を演じることに関して、ネットでは厳しい意見が殺到しているという。「『白い巨塔』は過去、田宮二...
記事全文を読む→100年を超える日本の映画史は、時には世界と互角に渡り合う実力を見せつけた。あの一作がなければ、潮流は大きく変わってたであろう「革命」がここに!今はなき大映は、その名のとおり大作路線をひた走っていた。その集大成として公開されたのが「釈迦」(...
記事全文を読む→日本のドラマ史において、物語の結末と役者の生命がシンクロしたのは、田宮二郎(享年43)の「白い巨塔」(78~79年、フジテレビ系)だけ。配下の金井助教授役だった清水章吾(74)は、刻々と変化する田宮を見届けた。──田宮二郎とは、これが初めて...
記事全文を読む→8月29日放送の「あのスターにもう一度逢いたい」(BS11日本BS放送株式会社)では「名優の光と影」として故・田宮二郎を特集。当時12歳だった長男の柴田光太郎が衝撃の事実を涙ながらに語った。父親としての田宮はとても優しく、仕事で家を空ける時...
記事全文を読む→「もうどうにもならない。奥さん、すぐ来てもらえますか?」小林プロデューサーから呼び出された幸子夫人は、殺意の目を向けた田宮とは別人の姿を見る。かつて、脚本や演出にも口を挟んだクリエイティブな姿勢は、どこにも存在しなかった。「エネルギーがまっ...
記事全文を読む→78年3月26日、田宮の代表作「白い巨塔」がクランクインする。その撮影が始まってほんの1週間後、幸子夫人は、田宮の精神の病が再発したとわかった。「田宮は『白い巨塔』の前半で躁状態のピークを、そして後半でうつ状態のピークの両方を迎えたことにな...
記事全文を読む→ベッキーのスキャンダル、SMAP解散など、衝撃の芸能ニュースが相次いでいる。それでも、今から38年前に起きた「田宮二郎」の事件こそは、戦後の芸能史において特筆すべき出来事ではなかったか‥‥。夫の死から沈黙を続けた未亡人が初めて語る「最期の真...
記事全文を読む→「今の田宮の体を見れば一目でわかると思います。別人でしょ?ウチは休ませたいんですよ」幸子夫人は、田宮が「スター千一夜」の司会を担当した頃から世話になったプロデューサーに懇願した。夫人のあずかり知らぬところで、田宮とフジテレビに新たな契約が生...
記事全文を読む→田宮の死から1年前、77年のこと。幸子夫人は田宮企画の代表として、ひとつの決断をする。社員を集めて、こう言ったのだ。「間もなく田宮企画は1年間、もしかしたら2年か3年、閉めることになります。退職金は倍で出しますし、給料も今までどおり払います...
記事全文を読む→78年12月28日、俳優・田宮二郎の猟銃で命を絶つという衝撃が師走の街を駆け巡った。明けて1月6日に放映される「白い巨塔」の最終回を待たずに、43歳の苛烈な生涯を終える‥‥。その死を間近で見つめた妻は、これまで1度も〈深層〉を語ることなく過...
記事全文を読む→熱血教師モノから社会派、そしてジェットコースタードラマまで。ネタバレ御免の高視聴率最終話を誌上再現する!【1】「熱中時代」(日本テレビ系、78年10月6日~81年3月30日。最終回視聴率40.0%)主人公は熱血新米教師・北野広大。北海道小樽...
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