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記事全文を読む→名門ラグビー部監督が体罰で謹慎処分(1)練習中に激高、生徒への顔面殴打を繰り返した
昨年末に大阪の桜宮高校の生徒の自殺に端を発したスポーツ現場における体罰問題。その後、女子柔道日本代表監督の辞任騒動にまで波及したのは記憶に新しいが、今度は全国有数のラグビー名門校で体罰が発覚。監督が処分されていたというのだ。
今年3月、千葉県の流通経済大学付属柏高校ラグビー部監督を、体罰を理由に学校側が処分するという異例の事態が起こり、同校を揺るがせている。関係者の一人が告発する。
「対外的には発表されていないのですが、今年の3月にラグビー部の松井英幸監督(51)が、部員への暴力が理由で学校から謹慎処分を受けています。以前からラグビー部では、監督が練習や試合でのミスを指導しているうちにだんだんと激高してきて、ミスをした部員に対し、何発もビンタをするという体罰が日常化していました。周囲の知るところではあったのですが、ラグビーの名門ということで、これまでは黙認されてきたのです」
毎年暮れから正月にかけて、大阪・花園ラグビー場で行われる全国高校ラグビー選手権。流通経済大学付属柏高校ラグビー部は昨年度まで18年連続出場。優勝経験こそないものの、ベスト8進出は5回を数え全国的にも強豪として知られる学校だ。系列の流通経済大学ラグビー部を経て、社会人ラグビーのトップリーグに進んでいるOBも少なくない名門校なのだ。
スポーツ紙のラグビー担当記者がこう話す。
「千葉県は1990年代の前半まで高校ラグビーの後進県でしたが、流経大柏の台頭で、全国でも互角以上に戦えることを示した。今では東北や関西からも『流経でやりたい』という中学生が入学してきています」
そしてチームをここまで育て上げたのが、他ならぬ体育科教諭でもある松井監督だった。ラグビー担当記者が続ける。
「松井監督は、高校ラグビーの名門である埼玉県立熊谷工業高校出身。その後、日本体育大学に進み、卒業後は都内の中学校教諭などを経て85年の流経大柏高校創立とともに赴任。10年度と11年度には高校日本代表の監督も務めている。全国の優秀な高校ラガーを率いた海外遠征でも好成績を収め、その手腕は高く評価されていた。昨年度も日本ラグビー協会の『ユース統括』として20歳以下世代の強化に携わっている」
だが、こうした名声の裏で、耳を疑うような「鉄拳指導」がまかり通ってきたのである。前出・学校関係者が打ち明ける。
「ラグビー部員の多くは学校近くの寮で生活してますが、年に数人は松井監督の暴力を恐れて寮から“逃走”する生徒が出ています。そのたびに、教職員が手分けをして“捜索”に乗り出すということを繰り返してきました。たいていは柏市内の漫画喫茶などに隠れているのですが、多い時には年に5~6人はいました。教職員の間でも問題視する声はあったのですが、学校側は自校の名を上げてくれるスポーツ指導者ということで大目に見るという感じでした。しかし今回ばかりは、桜宮高校の一件で文科省が調査に乗り出したことで、隠し切れなくなったようです」
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