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記事全文を読む→名門ラグビー部監督が体罰で謹慎処分(2)特定の部員をターゲットに…
この関係者によると3月の上旬、学校宛てに松井監督の体罰を問題視する投書が届いたという。学校側が調査を行った結果、事実と判明し2週間の部活動指導禁止という処分を下した。
「昨年度のチームには一人、特に監督の“標的”となった生徒がいました。フォワードの主力として花園にも出場した選手です。主将ではありませんでしたが、チーム内でもリーダーシップを取れる子で、日常生活で問題のあるようなタイプでもありませんでした。彼が明らかにラグビーとは無関係なような顔の腫らし方をしていたのは、教員の多くが知っていました」
別の学校関係者が、ため息まじりにこう話す。
「処分については、教職員がそろうミーティングの席で発表されたのですが、正直なところ少し甘い気がしました。3月下旬にラグビーの高校選抜大会を控えていたため、それに間に合わせるよう付け焼き刃的に処分を決めた感が拭えない」
松井監督自身は、この処分に不満のようで、職員室内では「この中に俺を売ったヤツがいるんだよな」とか、「裏切り者はいったい誰なんだろうな」などということを聞こえよがしに言っているという。
「松井さんの“暴君”ぶりは生徒に対してだけではないんです。体育科の主任という地位を利用し、何だかんだと理由をつけて自分の受け持ちの授業を別の教員に押しつけるなどということも珍しくありません。そのたびに他の教員は振り回される」(前出・学校関係者)
教育関係者の中からは、今回の騒動の背景に人気優先の学校の体質に疑問を呈する声も聞こえてくる。
「私立の経営戦略として、ウチの学校もスポーツで知名度を上げるという方針を取っている。その結果、少々問題のある人間にも部活動の指導を任せてしまう。公になってはいませんが、男子バスケ部や女子サッカー部でも体罰やセクハラが問題となっています」
そこで本誌は、今回の処分に関する事実関係と経緯を確認すべく、同校に取材を申し込んだ。しかし、対応に出た教頭は、「県の学事課を通じて文科省にはすでに報告が済んでいる。処分があったかないかを含め、取材には応じかねます」と、具体的な処分についての言及は避けるばかりだった。
だが、複数の関係者の証言からは、ラグビー部における常態的な体罰が学校内で黙認されてきたとの指摘もある。昨今の体罰問題で一番の問題点は、学校側の隠蔽体質に尽きる。これでは子供を安心して学校に任せることはできないのではないか。ましてや名門校のラグビー部監督だけに「李下に冠を正さぬ」態度が求められよう。
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