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記事全文を読む→広島マツダスタジアムが「ガラガラじゃけぇ」になった他球団との決定的な「サービス力の差」
7月3日18時、プレーボールを前にした広島カープの本拠地「MAZDA Zoom-Zoomスタジアム広島」のスタンドは、応援団の熱気とは裏腹に、どこか乾いた空気が充満していた。
試合が始まると、両軍ともに9安打ずつながら、ヤクルトは6回表に増田珠の1号3ランが飛び出すなど、5点を取った。対照的に広島は無得点。入場者数は2万1583人と、昨シーズンまでの「連日満員」の賑わいには遠く及ばなかった。
ヤクルト3連戦の観客動員は、7月1日が2万4781人、7月2日が2万1244人と、いずれも昨年の勢いを取り戻せていない。とりわけ三塁側内野指定席やバックネット裏最前列はまばらで、かつてのチケット争奪戦が嘘のようだった。
あまりにも空席が目立つ外野スタンドを「ガラガラじゃけぇ、新幹線がよう見える」と皮肉るファンが。
今季、マツダスタジアム37試合の累計入場者数は105万1050人、1試合平均2万8407人でリーグ2位を維持しているものの、夏場に向けて動員減の傾向は明らかだ。
チームは順位こそ2位と健闘しているが「打線の迫力」はかつての勢いを失っている。
新外国人ファビアンが打率3割1分1厘、10本塁打、40打点と長打力を発揮する一方、リーグ随一の鉄壁の二遊間を形成する矢野雅哉が2割2分1厘 、菊池涼介は2割2分6厘という低打率にあえぎ、「あと一打」が出ないもどかしさを拭えない。
グッズ面でも盛り上がりは乏しい。記念Tシャツは写真をプリントしただけのデザインで新鮮味に欠け、毎年恒例の期間限定ユニフォーム投入は見送られた。ビール半額デーなどの割引施策は観客動員に結びつかず、「昔のように心躍る企画がない」との不満が出ている。
他球場ではチアガールによる場外パフォーマンスや子供向けワークショップ、試合開始時刻をずらしてタレントショーを行うなど、多彩な演出で家族連れを呼び込んでいる。
横浜スタジアムで開催される名物「ハマスタバトル」は、3人1組のリレーチーム同士で外野警告線を1周するエキサイティングな企画として定着し、スタンドは大盛り上がり。
マツダスタジアムでも、試合前後の場外ステージ設置や、子供が楽しめる体験コーナーの充実、暑さを避ける開始時間帯の検討など、観客が「また来たい」と思える仕掛けが求められる。
ファンはスター選手の一発や、新鋭の鮮やかな快打を見たいと願っている。選手起用では思い切って打線を組み替え、主力や注目株にスポットが当たる場面を演出し、「今日はあの選手を見に来た」と実感できる試合展開を作り出してほしい。
そしてファンサービス面では、スタジアムならではのグラウンドイベントや演出を強化し、一体感を生む演出を急ぎたい。
マツダスタジアムが再び熱気で満たされる、見どころ満載の一戦を届けてくれるだろうか。
(ケン高田)
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