スポーツ

原監督が「調子に乗るな!」高橋尚成に激怒した“納会”現場

 主に巨人で活躍した元プロ野球選手、高橋尚成氏が、“巨人の三本柱”として活躍した槙原寛己氏のYouTubeチャンネル「ミスターパーフェクト槙原」に出演(7月10日投稿回)。原辰徳監督の当時の叱責に、「今思えば…」と後になって心に響く言葉があったことを明かしている。

 話題は2002年の原監督就任1年目、日本一を飾った納会に遡った。前々年、長嶋茂雄監督のもとでも日本一に輝いた巨人。その際、納会で同僚の元木大介氏のイタズラでズボンを脱がされ、ヒップを晒して笑いを取り味をしめた高橋氏は、この年の納会で元木氏にズボンを脱がすよう要求。相も変わらぬ爆笑を呼んだ高橋氏だが、原監督からは「やめろ!ふざけるな!」とこっぴどく怒られたのだとか。

 高橋氏は00年、01年と連続で9勝し、この年は初の2ケタ10勝をあげていた。これからの投手陣の主軸が品位を落とす行為は慎みなさいとの原監督の思いやりだろうと、「良いこと言ってくれてんじゃん」と槇原氏。これに高橋氏も「そうですね、今思えば、原監督はタメになることを常に言ってくれてたんですよね」と同意した。

 高橋氏は、球団の左投手としては28年ぶりの快挙となる月間5勝をあげた07年、「調子に乗るんじゃない、これからがお前のスタートだ。謙虚な状態でずっとやっていけ!」と原監督から戒められていたそうで、結果、本人にとってシーズンベストの14勝をあげている。今季、前半戦終了時点で9勝を挙げている高橋優貴にも、原監督は同じ言葉をかけているのだろうか…。そんなことをしみじみ思わせてくれる好回だった。

(ユーチューブライター・所ひで)

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