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さらに、ストレスホルモンが理性をコントロールする脳の前頭前野を攻撃すると、理性的な判断や感情のコントロールがしにくくなるといい、
「最近イライラする、あるいは怒りやすくなった、と思ったら、スマホ認知症が進んでいる可能性があるということです」(奥村医師)
スマホ認知症はうつ病へと進行し、最終的には「ホンモノ」の認知症になる可能性が高くなる。
「将来的に認知症を発症する人は、うつ病である場合が圧倒的。うつは認知症の危険因子の筆頭なんです。スマホ認知症はアルツハイマー型認知症を発症させる可能性がきわめて高いことになります」(奥村医師)
げに恐ろしき、先進機器の中毒性。では、スマホ認知症を予防するために、何をすべきか。
「脳を休めること。目をつぶるなどして視覚情報を遮断し、ぼんやりすることでデフォルトモードネットワークが駆動します。こうした時間を1日5分作り、あとはトイレや風呂、食事中はスマホを見ないようにする。まずはそこから始めることですね」(奥村医師)
仕事中にも時間を決め、
「10分でいいからデスクを離れ、辺りを一回りしたりコーヒーを飲んだりしてリラックスする方法もいい」
とアドバイスするのは、先の天野医師だ。続けて、こう話す。
「精神科で用いられる作業療法は、物を作ったり作業することで、脳のごちゃごちゃな状態を解消させることが目的。それが脳の機能の正常化にはたいへん効果的です。脳がオーバーフローの状態になったら、脳の働きとは全然関係ない刺激を与えたほうがいいのです」
そして脳を活性化させるためには、五感を刺激するリアル体験が重要になる。
「今はAVでも、スマホで検索すればいくらでも疑似セックスができる時代です。でもこのバーチャルリアリティーは視覚情報にだけよっているため、脳のためにはよくない。比べて、昭和の香りが漂う週刊誌などは、目で見て読んで興奮させてくれるし、ヌードグラビアをめくる時の紙の手触り感、インクの匂いがあり、実はこういうものが人間にとっては最も大事。だから、同じエロを見るなら、スマホのバーチャルよりも『アサヒ芸能』を買うべき。五感の刺激は脳を活性化させ、疲れた脳を回復させてくれますよ」(奥村医師)
一度入力したものはキチンと出力してやる。脳にとっては、そのバランスが最も大切なのだ。
■「スマホ認知症」危険度判定20
<行動チェック>
常に手に取れる場所にスマホを置いている/少しでも時間が空けばスマホをいじってしまう/わからないことは即スマホで検索/時刻表など記録したいことは写メで撮影/初めての場所にスマホなしではたどりつけない/基本、辞書を使って調べ物をすることはない/年中時間に追われている/情報に乗り遅れると不安でしかたがない/空耳で着信音が聞こえることがある/寝る直前までベッドでスマホをいじっている
<脳チェック>
友達や同僚の名前がすぐに出てこない/最近起こった話題のニュースを3つ挙げられない/漢字が書けなくなった/どうせスマホで検索するので覚えなくてもいい/道が覚えられなくなった
<心身健康チェック>
慢性的な睡眠不足だ/頭痛、めまい、肩凝りがあり体調不良だ/好きだったことにも興味が湧かなくなった/些細なことで落ち込むようになった/季節感がなくなり四季に鈍感になった
※奥村氏の著書「その『もの忘れ』はスマホ認知症だった」をもとに、編集部が作成。当てはまる項目が多いほど、スマホ認知症の危険度が上がる。
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