スポーツ
Posted on 2019年02月28日 17:56

サンスポ水戸正晴の「絶対万券」論「ヴァンケドミンゴが巻き返す」

2019年02月28日 17:56

 3月に入り、クラシックの蹄音が大きくなってきた。今週は牡馬クラシック第1弾、皐月賞のトライアル・弥生賞が行われる(3着までに優先出走権)。これが中山競馬のメインだ。

 頭数は少ないが、とにかく顔ぶれがいい。

 新馬-京成杯を連勝したラストドラフトが最有力だろうか。そしてダービー馬ワグネリアンの弟・カントル、母がGI勝ち馬のサトノラディウス、巻き返しを図る重賞2勝のニシノデイジーがこれに続くが、いずれも好素質馬。力量に開きはなく、これらが激突することを思うと、どれだけ見応えがあるか。ファン必見の一戦と言っていい。

 とにかく、弥生賞を制してその後、クラシック、GI馬になった馬は枚挙にいとまがない。05年ディープインパクト、06年アドマイヤムーン、09年ロジユニヴァース、10年ヴィクトワールピサ、11年サダムパテック、最近では15年サトノクラウン、16年マカヒキという具合で、とにもかくにも注目すべき重賞だ。

 それだけに、大きく荒れることは少ない。13年にカミノタサハラ(6番人気)が勝ってミヤジタイガ(10番人気)が2着。馬単で12万超の俗に言う“ハネ万”になったことがあるが、馬単が導入された03年以降、これまでの16年間、馬単での万馬券は2回(馬連では1回)のみ。この間、1番人気馬が9勝(2着2回)、2番人気馬は5勝(2着2回)。1、2番人気のワンツーが4回あり、無謀な穴狙いは避けるべきだ。

 しかし、素質馬ぞろいで、前述したように各馬に力の開きがそうないのであれば、穴党としては、やはり人気薄の馬に目をつけてみたい。

 吟味してみて浮かび上がるのは、ヴァンケドミンゴだ。今回は3カ月ぶりの実戦で、前走は500万特別で7着に敗れている。ならば、無謀な狙いとみられてもやむをえないところだ。

 が、その前走は、中間、やや楽をさせたことで馬体に余裕があった。いわば、重め残りの仕上がり状態だったのだ。

 だから参考外にしていいのだが、それでも勝ち馬との差はコンマ5秒。巻き返しは十分可能なはずで、あらためてこの馬の力量を問うてみたい。なぜなら、昨年の皐月賞2着馬サンリヴァルの全弟という血統馬だからだ。

 厩舎も兄と一緒で、藤岡健調教師は両馬を比較して「柔軟性に富んでおり、素質はサンリヴァルに見劣らない。均斉の取れた馬体だし、今後が楽しみ」と、弟の素質を高く評価する。

 だからこそ、強敵ぞろいの重賞にぶつけてくるわけで、期待しないわけにはいかない。

 前走後のリフレッシュ放牧が功を奏したのか、帰厩後はしっかり乗り込まれており、中間の稽古内容がすこぶるいい。1週前の追い切りも文句なしで、藤岡健師は「心身ともに成長している。馬体が締まって、前走より動ける状態にある」と、臨戦態勢がすっかり整っていることを強調する。

 祖母はオークス馬。よほどの道悪にならないかぎり、大きく狙ってみたい。

 一方、阪神でのチューリップ賞は、桜花賞のトライアル戦。期待を寄せたいのは、ノーブルスコアだ。

 前走のエルフィンSは、伸びきれず2番人気を裏切っての3着。が、この時は馬体に余裕があり、パドックでは落ち着きがなく、本来の姿になかった。

 この中間は馬体が締まっていい雰囲気。1週前の追い切りは実に軽快だった。ならば、チャンスがあっていい。

 全欧2歳王者ダビルシム(モルニ賞などGI2勝)が近親にいる良血。クラシックを狙える逸材だ。

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    スポーツ
    2026年06月24日 07:15

    ドジャース・大谷翔平の第二子誕生をめぐって、フェミニストを名乗る女性たちがSNS上で「多産DVだ」「年子出産は女性虐待だ」と騒いでいる。大谷夫妻は昨年4月20日に第一子誕生を報告、この6月20日に第二子誕生をアナウンスした。これら誹謗中傷コ...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    スポーツ
    2026年06月24日 11:30

    一発出たら同点。3-7と4点をリードされて迎えた7回裏、二死満塁の場面。この日いちばんの勝負どころで、広島・新井貴浩監督がベンチから送り出した代打は捕手・石原貴規だった。結果は空振り三振。最大の山場でなぜ、より長打を見込める打者を送り込まな...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    スポーツ
    2026年06月24日 13:30

    これはトレードのショーケースなのだろうか。そう思ってしまったのは、阪神タイガースの梅野隆太郎捕手が2軍から再昇格し、6月23日のヤクルト戦に即スタメン出場して攻守に高い能力を見せつけたことだ。1-0とリードした5回に二塁打を放ってチャンスメ...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/6/23発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク