芸能

中村芝翫・渡部建の“雲泥”「不貞のその後」になぜここまで差が出たのか?

 歌舞伎役者・中村芝翫の不貞報道は、妻・三田寛子の見事な「すっぴん&笑顔」対応によって、あっと言う間に沈静化した。

 芝翫は、まだ橋之助だった4年前にも京都の芸姑との不貞を報じられており、ネット上では「許せない」「全く反省していなかったんだな」と荒れまくっていたが、当の歌舞伎界はどこ吹く風。芝翫は特に会見をすることもなく、予定されていた舞台にも出演し続けている。

 同じく不貞スキャンダルを報じられたアンジャッシュの渡部建が、仕事を降板させられたうえ長い謹慎を余儀なくされているのとは対照的だが、歌舞伎界がスキャンダルに寛容なのは理由がある。

「若手のうちはタレント活動や俳優をすることもありますが、歌舞伎役者の主戦場はテレビではなく舞台ですからね。チケットを買ってくれる客を呼べさえすればいいんです。歌舞伎役者は小さい頃から仕込まれた芸がありますし、なかなか替えがきかない存在だということもある」(芸能リポーター)

 ファン側も、ある程度の教養や金銭的な余裕のある大人がほとんどのせいか寛容で、昔から“女遊びは芸の肥やし”などと言われるのもそのためだ。

 本来なら笑いという芸を売るお笑い芸人も「芸の肥やし」は同じはずだが、今や歌舞伎界とは取り巻く状況が大きく違っている。

「昔はともかく、今の芸人はライブなどの舞台だけではなかなか食えませんし、メディアやイベントに呼ばれないと仕事になりません。そこで問題になるのがスポンサーの存在。世間の反感を買うような低好感度の芸人はキャスティングされませんし、代わりの芸人はいくらでもいる。ほとんどの若手芸人は大金を稼いで女の子にモテたいと思ってこの世界に入ったはずですが、もはや女遊びが笑いのネタになる時代ではありません」(前出・芸能リポーター)

 どうしても女遊びがしたいという若手芸人たちは、人気や好感度に左右されないだけの“芸”を磨き上げるしかなさそうだ。(松本大祐)

カテゴリー: 芸能   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<マイクロスリ―プ>意識はあっても脳は強制終了の状態!?

    338173

    昼間に居眠りをしてしまう─。もしかしたら「マイクロスリープ」かもしれない。これは日中、覚醒している時に数秒間眠ってしまう現象だ。瞬間的な睡眠のため、自身に眠ったという感覚はないが、その瞬間の脳波は覚醒時とは異なり、睡眠に入っている状態である…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<紫外線対策>目の角膜にダメージ 白内障の危険も!?

    337752

    日差しにも初夏の気配を感じるこれからの季節は「紫外線」に注意が必要だ。紫外線は4月から強まり、7月にピークを迎える。野外イベントなど外出する機会も増える時期でもあるので、万全の対策を心がけたい。中年以上の男性は「日焼けした肌こそ男らしさの象…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<四十肩・五十肩>吊り革をつかむ時に肩が上がらない‥‥

    337241

    最近、肩が上がらない─。もしかしたら「四十肩・五十肩」かもしれない。これは肩の関節痛である肩関節周囲炎で、肩を高く上げたり水平に保つことが困難になる。40代で発症すれば「四十肩」、50代で発症すれば「五十肩」と年齢によって呼び名が変わるだけ…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
【戦慄秘話】「山一抗争」をめぐる記事で梅宮辰夫が激怒説教「こんなの、殺されちゃうよ!」
2
巨人で埋もれる「3軍落ち」浅野翔吾と阿部監督と合わない秋広優人の先行き
3
神宮球場「価格変動制チケット」が試合中に500円で叩き売り!1万2000円で事前購入した人の心中は…
4
永野芽郁の二股不倫スキャンダルが「キャスター」に及ぼす「大幅書き換え」の緊急対策
5
「島田紳助の登場」が確定的に!7月開始「ダウンタウンチャンネル」の中身