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東尾修、落球で黒星与えたアノ“鉄砲型”野手にかけた「励ましの言葉」とは?

 1982年にドラフト外で西武ライオンズに入団した元プロ野球選手の羽生田忠克氏は、イチロー氏、新庄剛志氏をも凌ぐ強肩に定評のある外野手であった。

 ヤクルトで活躍した元プロ野球選手・古田敦也氏のYouTubeチャンネル〈フルタの方程式【古田敦也 公式チャンネル】〉の、1月7日付け投稿回に4人のプロ野球OBを招き、歴代最高の「鉄砲肩」ついて激論を交わしたところ、現オリックスの監督・中島聡氏や、先述の新庄氏などが挙がる中、主に西武で活躍した鈴木健氏の推挙した羽生田氏が、協議の結果、満場一致で「歴代最優秀鉄砲肩賞」に選出された。

 羽生田氏は1987年5月6日の対日本ハム戦、1点リードの9回裏2死1塁の場面、守備固めで出場。東尾修氏の投球を及川美喜男氏がライト線に打ち上げ、羽生田氏が捕球すればゲームセットのところ、これを「まさかの落球」。

 しかし、ボールを慌てて拾い、本塁に目の覚めるようなダイレクト送球…悠々アウトかと思いきや、捕手の伊藤勤氏が及川氏にタッチした際にボールをこぼして同点とされ、後にサヨナラ安打を浴びて東尾氏の黒星となったのだった。

 これに関しては、YouTubeチャンネル〈恋するスポーツ~PL学園・元プロ野球選手 野々垣武志のトークCH~〉の、2020年11月16日付け投稿回に、羽生田氏が出演して語られている。「落球事件」を振り返った羽生田氏によれば、試合後には東尾氏から怒られたそうだが、「今日は酒でも飲んで来い!」と、励ましの声も東尾氏から掛けてもらったのだという。

 まさか、球史に残る自身の失策が強肩をアピールする場になるなど、思いもしなかったことだろう。同時に東尾氏の温情もわかり、両チャンネルの番組を通して「目からウロコ」のような新鮮な驚きが体験できた。

(ユーチューブライター・所ひで)

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