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記事全文を読む→【ボクシング】ドネア戦「ダウン寸前の4R」を耐えた堤聖也を内山高志が称賛した「俺もあれくらい打たれ強かったらもっと強かったのにな」
ボクシングWBA世界バンタム級王座統一戦が12月17日に行われ、正規王者の堤聖也(角海老宝石)が、5階級制覇の暫定王者ノニト・ドネア(フィリピン)に2-1で判定勝ちした(117-111、115-113、112-116)。これで堤は昨年10月13日の井上拓真戦、今年2月24日の比嘉大吾戦に続き、世界戦3戦連続の判定決着(比嘉とはドロー)。戦績を16戦13勝(8KO)無敗3分とした。
前半はドネアのペースだった。4回終盤にはドネアのアッパーでダウンしかけたがこれに耐え、6回以降は43歳の暫定王者を相手に猛攻を見せ、レジェンドに黒星をつけた。
試合同日、元WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者・内山高志氏は自身のYouTubeチャンネル「内山高志のKOチャンネル」で、試合展開を論評した。
「僕(の採点)はドローだった。114-114。なかなか難しいポイントだったなと思って。ドネアの戦い方がうまかったですね。序盤、体力温存で中央にいて、堤が周りを動いてる。ドネアが止まった状態でジャブを突いていく感じ。時にカウンターを狙ったりして」
勝敗を分けたポイントは、堤がダウンしかけた4回。2ポイント減とならずに済んだと、内山氏が振り返る。
「ダウンする、しないで大事だな。あのまま倒されちゃうかと思いました。しぶといですよね。なんなんだろうな、あれ…俺もあれくらい打たれ強かったら、もっと強かったのにな」
世界王者として日本歴代3位となる11回連続防衛の記録を持つ内山氏の初黒星は、2016年4月27日、挑戦者のジェスレル・コラレス(パナマ)に2回、3度のダウンを奪われてのTKO負けだった。これで12度目の防衛に失敗している。
元スーパー王者を唸らせた堤の次戦にも期待したい。
(所ひで/ーチューブライター)
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