スポーツ
Posted on 2025年12月18日 13:00

【ボクシング】ドネア戦「ダウン寸前の4R」を耐えた堤聖也を内山高志が称賛した「俺もあれくらい打たれ強かったらもっと強かったのにな」

2025年12月18日 13:00

 ボクシングWBA世界バンタム級王座統一戦が12月17日に行われ、正規王者の堤聖也(角海老宝石)が、5階級制覇の暫定王者ノニト・ドネア(フィリピン)に2-1で判定勝ちした(117-111、115-113、112-116)。これで堤は昨年10月13日の井上拓真戦、今年2月24日の比嘉大吾戦に続き、世界戦3戦連続の判定決着(比嘉とはドロー)。戦績を16戦13勝(8KO)無敗3分とした。

 前半はドネアのペースだった。4回終盤にはドネアのアッパーでダウンしかけたがこれに耐え、6回以降は43歳の暫定王者を相手に猛攻を見せ、レジェンドに黒星をつけた。

 試合同日、元WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者・内山高志氏は自身のYouTubeチャンネル「内山高志のKOチャンネル」で、試合展開を論評した。
「僕(の採点)はドローだった。114-114。なかなか難しいポイントだったなと思って。ドネアの戦い方がうまかったですね。序盤、体力温存で中央にいて、堤が周りを動いてる。ドネアが止まった状態でジャブを突いていく感じ。時にカウンターを狙ったりして」

 勝敗を分けたポイントは、堤がダウンしかけた4回。2ポイント減とならずに済んだと、内山氏が振り返る。
「ダウンする、しないで大事だな。あのまま倒されちゃうかと思いました。しぶといですよね。なんなんだろうな、あれ…俺もあれくらい打たれ強かったら、もっと強かったのにな」

 世界王者として日本歴代3位となる11回連続防衛の記録を持つ内山氏の初黒星は、2016年4月27日、挑戦者のジェスレル・コラレス(パナマ)に2回、3度のダウンを奪われてのTKO負けだった。これで12度目の防衛に失敗している。
 元スーパー王者を唸らせた堤の次戦にも期待したい。

(所ひで/ーチューブライター)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2025年03月23日 05:55

    胃の調子が悪い─。食べすぎや飲みすぎ、ストレス、ウイルス感染など様々な原因が考えられるが、季節も大きく関係している。春は、朝から昼、昼から夜と1日の中の寒暖差が大きく変動するため胃腸の働きをコントロールしている自律神経のバランスが乱れやすく...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月18日 05:55

    気候の変化が激しいこの時期は、「めまい」を発症しやすくなる。寒暖差だけでなく新年度で環境が変わったことにより、ストレスが増して、自律神経のバランスが乱れ、血管が収縮し、脳の血流が悪くなり、めまいを生じてしまうのだ。めまいは「目の前の景色がぐ...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月25日 05:55

    急激な気温上昇で体がだるい、何となく気持ちが落ち込む─。もしかしたら「夏ウツ」かもしれない。ウツは季節を問わず1年を通して発症する。冬や春に発症する場合、過眠や過食を伴うことが多いが、夏ウツは不眠や食欲減退が現れることが特徴だ。加えて、不安...

    記事全文を読む→
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2025/12/16発売
    ■530円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク