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Posted on 2014年02月27日 09:52

ドンキホーテ谷村ひとし「エヴァ“謎の加持無口事件”の真相」

2014年02月27日 09:52

 パチンコと芸能界との深いつながりは、AKB48の活躍や韓流ドラマブーム、そして格闘技バブルと呼ばれた頃のコーナーポストのスポンサー名を見たら「多くの格闘家やレスラーの方々の高額なファイトマネーを支えていたのは、パチンコ&パチスロメーカーだった」ことは、皆さんもご記憶のことと思います。

 ここ10年、いちばんバブッたのは、アニメ界です。オリジナルのパチンコ用アニメや演出用のアニメをはじめ、タイアップしたアニメ作品でも、パチンコ台用のアニメを特別に書き下ろす。長期間で大量に制作するのですが、これが破格の制作費で、テレビアニメ制作の比ではありません。

 しかも、ヱヴァンゲリヲンのヒットをきっかけに、70年代~00年代の埋もれていたロボットアニメや、かなりマニアックな作品までもが続々とパチンコになって、まさにパチンコマネーで「アニメバブル」がやってきたのです。

 そんな中、出来上がった作品のアフレコをするために声優さんも引っ張りダコです。パチンコイベントでホールツアーをして破格のギャラを手にした声優さんたちも少なくありません。

 もともと日本のレベルの高さからいっても声優さんなどの待遇はもっと高くていいと思っていたので、パチンコのおかげで声優さんのギャラなどが改善され、本当によかったとマンガ家の一人としてドンキホーテもうれしく思っています。

 一つ、声優にまつわるおもしろいエピソードがあります。04年、SANKYOの第2ブランド「大同(DAIDO)」が「Bisty」という新ブランドとして船出するにあたり、記念すべき第1弾として、SANKYOは「CRF・大ヤマト2」、Bistyは「CR新世紀ヱヴァンゲリヲン」をリリースすることになりました。

 当時、ヱヴァに詳しい若手の開発陣が、原作アニメをリスペクトしたヱヴァのパチンコ化に大成功した陰には、ヱヴァの知名度やアニメ界とのちょっとしたエピソードがあったのです。

 アニメ、ヱヴァンゲリヲンの主要登場人物に「加持リョウジ」という男性がいて、“山ちゃん”こと山寺宏一さんが声を担当していました。ですが、パチンコ台になった初代ヱヴァのセリフ予告では、加持はひと言もしゃべっていません。

 マニアックなヱヴァファンの中では“謎の加持無口事件”となったわけですが、これは、ヱヴァのパチンコ台が、まさかこんなにヒットするとは思ってなくて、予算も厳しく、声優界ではトップの山寺さんへのギャラが払えなかったというのが真相です。

 それが空前の大ヒットとなり、昨夏にシリーズ8作目が登場。この10年間で累計150万台、約6000億円も売り上げた大人気シリーズですから、2作目から山寺さん(加持)の声が聞けるようになったのは、言うまでもありません。

 声優プロダクションもパチンコ台のアフレコの仕事がめじろ押しです。有名タイアップだと、オリジナルの声優さんの声かどうかでまったく人気が違ってきます。

 ちなみに、ルパン三世のルパンは2代目の栗田貫一さんですが、不二子ちゃんは4代目になるというのもトリビアです。

◆プロフィール 谷村ひとし 1953年生まれ。95年、みずからの立ち回りを描いた「パチンコドンキホーテ」(週刊モーニング)で大ブレーク。過去20年間のパチンコ収支はプラス6200万円突破。累計で20万人以上を擁する携帯サイトで毎日情報を配信中。詳しくは「谷村パチンコランド」で今すぐ検索!

*この連載に記載されたメーカーごとの大当たりしやすい回転数や独自の攻略法はメーカー発表の内容ではなく、あくまで谷村ひとし氏の経験則であり、データ収集に基づいた私見です。

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