芸能

中尾ミエ「鍛えてると体が軽いし楽になる」

テリー 最近の仕事の話も聞きたいんだけど、ミュージカル「ピピン」が8月30日から始まるんですね。これは前田美波里さんとダブルキャストで。

中尾 そう。ダブルキャストでよかったですよ。だって、空中ブランコに乗ってアクロバットをしながら歌うシーンがあるんです。そんなの自分でもどうなるか見当がつかなかったから。

テリー この舞台、再演だから3年前もやったんでしょう?

中尾 やりましたよ。ほんとに大変でした。失敗したら死にますから。逆さまになって歌うんですもん。

テリー すごいよね。よくやったね。

中尾 だから、初演の10カ月ぐらい前にオーディションがあって、その時に「本番までに懸垂10回できるようにしておいてください」って言われて「ええっ?」って。それから体づくりを始めたんですよ。で、その時にはもう再演が決まってたから、「とりあえずそれまでは体力を維持しとかなきゃ」って、今も続けてるんです。

テリー どんなことをやってるの?

中尾 まだ1回もできないんだけど、とりあえず公園の鉄棒に毎日ぶら下がって、懸垂っぽいことを(と、腕の力こぶを出す)。

テリー おおっ、すごいじゃないですか筋肉が! ポパイみたいだね。Tシャツが似合いそう。

中尾 毎日やってるから。あと週に2回はトレーナーについてインナーマッスルを鍛えたり。いろんなことをやってますよ。

テリー いやミエさん、ほんとにすごいな。尊敬する。

中尾 でも、続けてみてわかったんだけど、筋肉っていくつになっても付きますね。それで鍛えてると、体が軽いし、楽になる。テリーさんも何かやってるんでしょ?

テリー 僕は歩くのが好きなんですよ。だいたい1時間半ぐらい毎日歩いてる。あとは柔軟体操。公園とか道路とか、どこでもやってるから、「何やってるの?」ってよく言われます。

中尾 柔軟は大事ですよね。でも、毎日やらないと。

テリー そうだよね。ミエさん、年を取ってよかったことって何?

中尾 よかったこと? 何でも許される。先輩になってくるから何言っても許されるし、大事にされる。ちょっとみんなより頑張ると褒められるし(笑)。居心地いいですよ、年取ると。

テリー とりあえず元気で健康だったら何でもできるしね。

中尾 仕事もおかげでやれてますし。だって、年取ったら年取ったで、それなりの仕事があるから。お芝居だったら年寄りの役はいくらでもあるし。

テリー そうだよね。

中尾 もう年寄りの役ばっかりですよ。それも160歳の役とかさ。

テリー 160歳? いいねぇ(笑)。

中尾 160歳でブルースを歌う老婆なんて「どう演じりゃいいの?」みたいな。

テリー 淡谷のり子さんをイメージするの?

中尾 ううん。だから「どうすればいいんですか?」って聞いたんですよ。そうしたら「そのままでいいです」って(笑)。

テリー アハハハハ!

中尾 自分は若いつもりだから、老けなきゃいけないのかと思ったんだけど。

テリー 最高だな。

中尾 ねぇ。だから、毎日おもしろいですよ。来る仕事も断らないで全部引き受けてるんです。そうすると、また新しい人やものに巡り合えて。また新しいことにも挑戦できるんですよね。

◆テリーからひと言

 久しぶりに会ったらいい顔になってたなぁ。年齢を重ねて、ますます存在感も増して。第二の草笛光子さんみたいになってほしいね。

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