社会

小保方氏が培養し続けた黒い“煩悩細胞”(1)大学時代から高級ブランドを身につけて

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 所属する理研から論文の「捏造」と「改ざん」の烙印を押された小保方晴子さん。その足跡をたどると、どうにも信用しづらい「コピペ人生」が透けて見えてくる。“教授コロがし”でのし上がり、ブランド品に身を包みホテル暮らしする謎の資金源‥‥彼女が培養し続けた黒い「煩悩細胞」を告発する!

 小保方晴子さん(30)の研究論文を、所属する理研が「捏造」「改ざん」と断じたのは、4月1日のことだった。3月中旬の中間報告で頭を下げた野依〈のより〉良治理事長(75)は、小保方さんを「1人の未熟な研究者」と一刀両断、最終報告でもあらためて謝罪をした。その様子を見て、文科省関係者はこう驚くのだった。

「研究姿勢に厳しい野依先生は、『鬼軍曹』と呼ばれています。ノーベル賞受賞者が公衆の面前で2度も頭を下げたのですから‥‥日本科学界の権威が地に落ちたということです」

 ノーベル賞級と絶賛された小保方さんの「STAP〈スタップ〉細胞」は、その衝撃の大きさから、論文検証サイトで彼女の論文をチェックする動きが世界規模で起こり、今回の騒動につながった。

「論文の写真の1枚が切り貼りされたものでした。もう1枚、今回の発見に無関係な写真を自身の博士論文から使い回しました。これらが『捏造』『改ざん』と判断されたのです。小学生の夏休み観察日記ではないのですから、科学論文としては絶対にしてはいけない行為です」(前出・文科省関係者)

 理研の判断に対して、小保方さんは、

「悪意のない間違いなのに、捏造だなんてとても承服できません」

 と、徹底抗戦する構えだが、はたしてどれだけの人が彼女の弁明を信用するだろうか。

 小保方さんは千葉県松戸市の公立小中学校を卒業後、進学校の東邦大学付属東邦高等学校に進学。高校時代にはこんな妄想事件を起こしている。同級生が語る。

「バレーボール部のマネジャーになったのですが、1年生の時に、のちに医学部に進学する男子部員に片思いした。その彼にストーカーさながらに付きまとった結果、顧問の先生から厳しく注意を受けた」

 その後、彼女は友人たちに泣きながらこう猛抗議したという。

「だって私、彼女だもん!」

 両者の間に交際の事実はなく、これは妄想だったようだ。

 02年、小保方さんは、早稲田大学理工学部応用化学科に進学する。東大クラスの難易度だが、彼女は面接と作文だけのAO入試で入学している。札幌国際大学の大月隆寛教授が解説する。

「受験勉強だけじゃわからない才能を拾い上げる、といった趣旨で最初は始まりました。本質的には『競争』を避けて、特別な『個性』として認める装置として機能している面はあるでしょう。ここ数年の傾向では、AO的な『競争』回避の入試を高校生も否定するようになってきていて、ちゃんと一般入試を受けて入学したいという生徒が増えてきているようです。高校側もそういう指導に方針転換し始めています」

 大学時代はラクロス部に所属し、「はるごん」のニックネームで呼ばれていた小保方さん。

「私、ヴィヴィアンしか着ないの」「本店から案内状が送られてくるの」と得意気に話すなど、高級ブランド「ヴィヴィアン・ウエストウッド」は大学生時代からご愛用だったという。そのまま早稲田大学の大学院に進学、07年に「応用化学会」から奨学金を取得する。

「私は幼き頃から研究者を目指し、特に再生医療に強い興味を持っていました」

 と、応用化学会のサイトで自己紹介している彼女だが、早稲田大学教員関係者はこう語るのだ。

「大学生の時に、彼女が学んでいたのは化学で、『細胞』の研究を始めたのは、大学院からです。幼い頃から再生医療を目指していたのであれば、大学から生物学の専門学部などに進むと思います」

 そして彼女は留学し、3人のオヤジ研究者を“コロがし”始めるのだった。

◆アサヒ芸能4/8発売(4/17号)より

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