スポーツ

「オレの盗塁は全部サインだった」セ界の盗塁王・柴田勲の意外な秘話

 川上哲治監督率いる巨人V9時代の1番打者・柴田勲氏はその俊足を生かし、6度の盗塁王を獲得。これはセ・リーグ記録であり、通算579盗塁もセ・リーグ最多だ。両リーグ通じても、「世界の盗塁王」こと福本豊氏(阪急)の1065盗塁、広瀬叔功氏(南海)の596盗塁に次ぐ3位である。

 これほど実績のある選手には、本人の自由意思に基づき、塁に出れば「走る」「走らない」のジャッジをしているかと思いきや、名球会が運営するYouTubeチャンネル〈日本プロ野球名球会チャンネル〉に出演した柴田氏の話を聞くと、そうでもないようで…。

 MCのパンチ佐藤氏が質問する。

「柴田さんが塁に出ますね。(2番打者の)高田(繁)さんの時に走れずに、高田さんがアウトになった。ワンアウト1塁としますよね。そういうときは、走るなのサインが出ているわけですか」

「3番・王貞治、4番・長嶋茂雄」の前で不用意に走ってアウトにならぬようにと、ベンチの指示があったのでは、というのだが、柴田氏はこう答えた。

「オレは現役の時に、フリーは1回もないから。サインなしは1回もない。全部、サイン!」

 これは川上監督に限らず、長嶋監督になっても同じだったそうだ。その上で、あの盗塁数を稼いでいたとは、見事である。

(所ひで/ユーチューブライター)

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<マイクロスリ―プ>意識はあっても脳は強制終了の状態!?

    338173

    昼間に居眠りをしてしまう─。もしかしたら「マイクロスリープ」かもしれない。これは日中、覚醒している時に数秒間眠ってしまう現象だ。瞬間的な睡眠のため、自身に眠ったという感覚はないが、その瞬間の脳波は覚醒時とは異なり、睡眠に入っている状態である…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<紫外線対策>目の角膜にダメージ 白内障の危険も!?

    337752

    日差しにも初夏の気配を感じるこれからの季節は「紫外線」に注意が必要だ。紫外線は4月から強まり、7月にピークを迎える。野外イベントなど外出する機会も増える時期でもあるので、万全の対策を心がけたい。中年以上の男性は「日焼けした肌こそ男らしさの象…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<四十肩・五十肩>吊り革をつかむ時に肩が上がらない‥‥

    337241

    最近、肩が上がらない─。もしかしたら「四十肩・五十肩」かもしれない。これは肩の関節痛である肩関節周囲炎で、肩を高く上げたり水平に保つことが困難になる。40代で発症すれば「四十肩」、50代で発症すれば「五十肩」と年齢によって呼び名が変わるだけ…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
「令和の大横綱」を目指す大の里に立ちはだかる「付け人経験不足」と「大卒問題」
2
中日の大飛球「一塁側カメラでポールの内側通過」でも塁審は「ファウル」里崎智也が指摘した「致命的欠陥」
3
「高木豊の指摘は大間違い」阪神×中日の判定抗議をめぐる論評に「喝!」
4
「バーカ、タコ!」佐々木主浩が憤激したヤクルト一塁コーチの「怪しげな動き」/スポーツ界を揺るがせた「あの大問題発言」
5
元埼玉県警特殊部隊員が明かす「日本で9歳以下の行方不明者は年間1000人」戦慄の手口