エンタメ

フジテレビ「ポップUP!」9カ月打ち切りで新番組に忍び寄る「笑っていいとも!」の呪縛

 9月27日、フジテレビが昼の情報番組「ポップUP!」を年内で終了することを発表した。

「ポップUP!」は、坂上忍が司会の「バイキングMORE」の後番組として今年4月にスタート。芸能・政治・事件などの時事ニュースを排除し生活情報を扱うなど、「バイキング」から内容を大転換させたことが話題になった。

「しかし、初回から平均世帯視聴率が3%そこそこで、『バイキング』を下回る出だしとなり、その後は1%台にまで下落。日によっては1%を切る惨状で、1年ももたない短命番組となってしまいました。もともと出演者の評判がイマイチで、放送開始前から『即打ち切り』の指摘も出ていたほど。残念ながらその通りになってしまいましたね」(テレビ誌ライター)

 すでに1月からの後番組については、「ぽかぽか」が放送されることが決定。MCはハライチ(澤部佑・岩井勇気)の2人と、フリーアナの神田愛花が務めることも発表されている。

「現時点では『ポップUP!』同様、曜日ごとのレギュラーが設定されたバラエティー色が強い内容ということしか明かされていませんが、制作陣のメンバーや中核スタッフを見る限り、かつての『笑っていいとも!』に近い内容になるのでは。ただ、『バイキング』の初期も『いいとも!』寄りのバラエティー番組として始まったものの、結局は途中から情報番組に切り替えた経緯がある。世間は生放送バラエティーならではのハラハラ感を求めている風潮にあるようですが、『いいとも!』がそれに応えられたのは、あくまで司会のタモリの存在があってこそ。あまりにこだわり過ぎると『バイキング』の二の舞になりかねません」(前出・テレビ誌ライター)

 早くも新番組には「また迷走しそう」といった指摘がチラホラ出ているが、ぜひそんな声を吹き飛ばして欲しいものだ。

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