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Posted on 2025年08月17日 08:30

セ・リーグDH制で「適任データ」が見つかった!「専門選手は巨人・丸佳浩」を裏付ける「これだけの根拠」

2025年08月17日 08:30

 2027年シーズンから導入されるセ・リーグのDH制について「誰が適任か」を示すデータが見つかった。

 ベテランと呼ばれる年齢になって、守備面での負担がなくなれば、長く現役生活を続けることができる。だがそれはここに至るまで、高い打撃成績を残してきた選手でなければならないのだ。そんな選手を探してみたら…来季、3部門でメモリアルを迎えそうな選手がいた。巨人の丸佳浩だ。

 通算6839打数1898安打、本塁打286、打点936(8月14日時点)。大きなケガがなければ、9人制最後のシーズンとなる来季に「2000安打、300本塁打、1000打点」を達成するだろう。安打、本塁打、打点の3部門で、同一シーズンに節目を迎える選手はいなかったのではないか。

 3部門でメモリアル記録を達成したその翌年、つまりDH制が始まる2027年に、丸は38歳になる。丸がDHに固定されたとしても、巨人の選手は全員、納得するはずだ。

 DH制の導入が決まった際、巨人の阿部慎之助監督は「選手寿命が延びる」と発言していた。
「丸と同じ1989年生まれの中日・中田翔が、今季限りでの現役引退を表明しました。腰痛を抱えている中田の状況を思うと、セ・リーグでもっと早くDH制を導入していたら、引退の時期は変わっていたと思います」(名古屋在住記者)

 巨人以外のセ各球団のDH候補だが、外国人選手を予想する声が多く聞かれた。「打つだけの選手」を入れたらチーム全体のバランスが崩れるとし、
「レギュラー選手を休ませるのにDHを使い、その分、レギュラーを摑みきれずにいる若手が起用されるのではないか」(球界関係者)
 従来の「DH選手=打つだけ、守備難」のイメージを覆す起用法もある、ということだ。確かにDHを固定しないプランは、けっこう面白いかもしれない。

「丸は昨シーズンから打撃スタイルを変えています。かつては長打のイメージがありましたが、今は強いライナー性の打球を打とうとしている。年齢に応じたスタイルを常に模索しているので、おのずとバットを振る量は増えていくようです」(前出・球界関係者)

 試合前の食事にしてもそうだ。丸は餅を好んで食べるが、かつては7枚を平らげていたのが、今は4~5枚に抑えている。セ・リーグの「DH固定選手は丸だけ」になる可能性はあるが、長く現役生活を続けるには、制度の変更だけでは不十分なのだ。「2000安打、300本塁打、1000打点」は、もっと評価されてもいい。

(飯山満/スポーツライター)

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