社会
Posted on 2022年10月17日 09:55

医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<男性更年期障害>40代で発症。症状が長期間に及ぶケースも!?

2022年10月17日 09:55

 不規則な生活、過度なストレス、睡眠不足、運動不足などが原因で「更年期障害」に悩む中年男性が、近年増えてきているという。

「男性更年期障害」は、「加齢性腺機能低下症、LOH症候群」と呼ばれるもので、一般的には、男性ホルモンの低下が顕著に表れる40代での発症が多い。しかし、早い人は20代でも更年期障害の症状が出てくるケースもある。

 しかも、閉経前後の数年程度で終わる女性の更年期障害とは異なり、男性の場合は症状が長期間に及ぶ傾向が強い。これは、男性のほうが女性に比べてホルモンの減り方が緩やかで、ストレスの影響を受けやすいことなどが関係している。

「男性更年期障害」の原因は、テストステロンという、男性ホルモンの減少だ。精巣で産生されるテストステロンは、筋肉や骨を形成したり、男性としての機能を保つ働きを持つ。

 他にも、テストステロンは「男らしさ」を保つために重要な役割を果たしているので、減少すると、自信を失い、引きこもりがちになるケースもある。

「男性更年期障害」の症状は、筋力低下・筋肉痛、関節痛、体のほてり、頻尿、異常なほどの発汗、性欲の減退、慢性疲労、勃起力の低下などが挙げられる。メンタル面でも、「集中力が続かない」「怒りっぽくなった」などの症状が表れる。

 これらの症状のうち、3つ以上該当する場合は「男性更年期障害」の可能性が高いため、泌尿器科の受診をおすすめしたい。より高度な治療を行いたい人は、メンズヘルス外来を設置している医療機関や、「LOH症候群」の専門外来もある。

 男性の更年期障害は、正しいケアを行えば、改善する場合も多い。ちょっとした体の不調を、疲れや年齢のせいと軽視せずに、早めに医療機関を訪れて相談するようにしたい。

田幸和歌子(たこう・わかこ):医療ライター、1973年、長野県生まれ。出版社、広告制作会社を経てフリーに。夕刊フジなどで健康・医療関係の取材・執筆を行うほか、エンタメ系記事の執筆も多数。主な著書に「大切なことはみんな朝ドラが教えてくれた」(太田出版)など。

カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    芸能
    2022年07月05日 17:58

    可愛さ余って憎さ百倍。いやはや、この2人のバトルは本当にすさまじかった。沢口靖子が主演したNHK連続テレビ小説「澪つくし」や、渡辺謙主演の大河ドラマ「独眼竜正宗」の脚本を手掛け、飛ぶ鳥を落とす勢いだった脚本家のジェームス三木氏。ところが19...

    記事全文を読む→
    芸能
    2026年04月06日 15:30

    1991年10月から毎年、春と秋の改編期に放送される「TBSオールスター感謝祭」。TBSの人気番組や新番組に出演する俳優やタレントらがクイズやゲームで競う、いわば番宣番組だ。今年は4月4日に放送されたのだが、番組の名物コーナー「赤坂5丁目マ...

    記事全文を読む→
    芸能
    2026年07月31日 06:45

    堺雅人主演ドラマ「VIVANT」(TBS系)が3年ぶりの続編でも、圧倒的な存在感を放っている。第2シーズンの初回放送は、平均世帯視聴率18.8%(ビデオリサーチ調べ・関東地区)を記録。放送中にはXで世界トレンド1位になった。前作は2023年...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/8/4発売
    ■690円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク