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記事全文を読む→飯尾和樹(ずん)「『畳の上で死ぬな』と『二刀流』でやっていこうかなと」
テリー この前、「師匠!いらしたんですか」という本を出したでしょう。これ、読ませてもらって。今日初めてゆっくり話していて思ったんだけど、飯尾さんってポジティブだよね。
飯尾 そうですね。自分も(相方の)やすもそうだと思うんですけど、図々しい人間なんですよ、ほんとに。親兄弟や友達がみんな心配して、普通ならやめるはずなのに、30過ぎてまたコンビ組んだり。基本的に図々しいポジティブだと思いますね。
テリー この本はどういう経緯で出すことになったの。
飯尾 これはもともと4年ぐらい前かな、月曜日の「日刊ゲンダイ」に800字でコラムを書いてたんですよ。それをPARCO出版の方が「本にしませんか」って声をかけてくれて。でも、パッと見たら、やっぱり4年前って古いんですよ。それで半分ぐらい書き直しましたね。
テリー 俺、この中では「どの口が言ってるんだ師匠」がいちばん好きだったな。
飯尾 あ、ほんとですか。ありがとうございます。プロスポーツ選手って、よくブーイングされるじゃないですか。ほんとにサボってたり、イヤな反則をした時のブーイングはしょうがないと思うんですけど、試合に負けただけでブーイングってヒドいですよね。ブーイングしてる人を見てると、「この人たちは毎日、会社や学校でシュート決めて点取ってるのかな」と。「ホームラン打ててるのか」と思うんですよ。
テリー 我が身を振り返るとね。
飯尾 僕もこの世界に入ってよかったと思いました。言ったことがウケる、すべるで結果すぐ出るじゃないですか。だから、ほんとにブーイングしなくなりましたね。「じゃあ、お前は毎日爆笑取ってるのか」って。
テリー 取ってるじゃない。
飯尾 いやいや、内野安打で必死にすべり込んでるだけです。
テリー とはいえ、最近は役者としても大活躍で。この前公開された「ガリレオ」シリーズの最新作(「沈黙のパレード」)にも出てるよね。
飯尾 娘を亡くす、すごくシビアな役で、カメリハの時にアドリブで笑いを入れたら、そこがちょっとウケたんですね。そしたら監督が来られまして、「そういうのいらないですから」って(笑)。「飯尾さん、『ずん』を置いてきてください」って言われました。
テリー まぁ、芸人としては笑いがないと不安だよね。
飯尾 でも、「確かにそうだな。ここで笑いはいらないな」って思いまして。だけど監督が去った後に、同じシーンの椎名桔平さんが「ナイストライ」って言ってくれました。
テリー 椎名さん、いい人だからね。これからも役者はやるんでしょう?
飯尾 そうですね。僕がドラマや映画には疎いんで、いつもマネージャーとやすのゴーサインが出たらやるようにしてます。
テリー 俺、どんどんやればいいと思うよ。渥美清さんや西田敏行さんみたいになれるんじゃないかな。
飯尾 いやいや、テリーさん。両親が「男はつらいよ」が大好きで、映画館に行ってたので、渥美清さんの影響もありますけど。それはさすがに荷が重いです。
テリー そうかな。大谷翔平だって二刀流でやってるんだから、飯尾さんもできるよ。
飯尾 いや、僕は身長193センチもないですから。それは関係ないか(笑)。でも、実はテリーさんと8年ぐらい前にご一緒した時、帰り際に声かけていただいて「飯尾、畳の上で死ぬなよ」って言われて、それはすごく覚えてるんですよ。
テリー へぇ、それはうれしいな。
飯尾 だから、今回もその言葉をいただいて。「畳の上で死ぬな」と「二刀流」でやっていこうかなと思います。
◆テリーからひと言
いや、ほんとに役者はどんどんやってほしいな。あと俺、飯尾さんは文章力があるから小説も書けると思う。まずは短編小説から、ぜひ挑戦してみて。
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