スポーツ
Posted on 2014年05月22日 09:57

山口健治の“江戸”鷹の目診断「別府記念」

2014年05月22日 09:57

GPも夢じゃない 松岡健介がまくる!

 トップクラスのスピードタイプでも、ラインで抵抗すればブロックできる。

「別府記念」(5月24日【土】~27日【火】)に出走予定のS級S班は、後閑信一金子貴志。後閑はこのところ、やや精彩を欠いているものの、金子は松阪記念を勝っての参戦。2段駆けが望めそうだが、韋駄天・脇本雄太と地元九州勢が立ちはだかることになる。

 九州を代表する自力型が地元の菅原晃。ここ2年連続決勝戦に乗りながら【8】【9】着は、ホームから先行したからで、今回は番手にはまりそう。松岡貴久の勝ち上がりが期待できるからだ。そのうえ“追い風”も吹いている。4月武雄記念で地元の荒井崇博が優勝したのがそれ。菅原は準決勝で荒井の1着に貢献、金子を3着に沈めている。

 九州はラインが長くなれば脇本を叩き、金子のまくりを封じることは十分可能。菅原がキングメーカーから主役に躍り出る舞台は整った。

 遠征で孤軍奮闘を強いられるのが菊地圭尚だ。自在な戦いが持ち味といっても、北日本勢が手薄で援軍候補は見当たらない。レースのうまさでどこまでカバーできるか、真価を問われるシリーズでもある。

 さて、並びと展開。松岡貴─菅原─小野俊之の3番手を小野と同期の小倉竜二が固めて、地元勢は4車か。近畿は脇本─松岡健介東口善朋で折り合い、中部は柴崎淳─金子。東日本は南関の松谷秀幸中村浩士と、関東の後閑─宗景祐樹。菊地と木暮安由も進出してきそうだが位置はなく、ラインの切れ目でチャンスをうかがうしかない。

 主導権は脇本に渡しても、間を置かずに松岡貴が巻き返す。金子はまくり狙いになる。

 本命は松岡健。脇本が後位なら、後方を見ながら番手まくりを打てる。2月高松全日本選抜の準優勝者。少し気は早いが、上位が欠場中の今年は、グランプリ出場も夢ではない。対抗の菅原は、ラインの長さとホームバンクの利で逆転もある。3番手評価は、底力で金子だ。

 伏兵は、城幸弘(山梨・96期)、101期の吉澤純平(茨城)と小岩哲也(大分)の機動型3選手。城は松阪記念で2連対と、S級の流れに慣れてきた。吉澤は武田豊樹の弟子であり、地元の小岩は兄が大介(S1)。FIでは、そろって優勝戦の常連になりつつあり、大物食いがあってもおかしくない。

◆プロフィール 山口健治(やまぐち・けんじ) 1957年1月、東京都荒川区生まれ。競輪学校38回生卒業チャンピオンとしてデビュー。主なタイトルは日本選手権、競輪祭(2度)。09年1月引退。現在「スポーツ報知」評論家。

◆アサヒ芸能5/20発売(5/29号)より

カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    スポーツ
    2024年10月29日 05:59

    二所ノ関親方(元横綱・稀勢の里)と赤ヘル戦士。大相撲とプロ野球を横断するこの「異色の組み合わせ」に沸き立つのも仕方がなかろう。それは広島カープ前監督の佐々岡真司氏が10月27日に投稿した、インスタグラムのショート動画だった。シンガーソングラ...

    記事全文を読む→
    スポーツ
    2026年03月27日 13:00

    プロ野球開幕を前に、セ・パ12球団の順位予想が出揃っているが、際立つのは低迷が続く中日ドラゴンズへの高評価だ。OBの岩瀬仁紀氏は早くも昨年末の時点で2位に推し、「実は優勝にするか迷ったくらい」と語る。元監督の森繁和氏にいたっては、開幕前日に...

    記事全文を読む→
    芸能
    2026年03月28日 09:00

    今後は大好きな「タレント業」に全振りすることになるのだろうか。スピードスケート女子金メダリストの髙木菜那が、4月から情報バラエティー番組「ラヴィット!」(TBS系)に曜日レギュラー出演する。開始当初の「ラヴィット!」は評判がすこぶる悪かった...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/3/31発売
    ■550円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク