社会

夜の街が激変!大阪・梅田から「若い女性在籍店」を消滅させた「新ルール」の実情

 新宿や銀座とも並ぶ西の繁華街、大阪・梅田。グリコサインのあるミナミに比べると、観光客よりも地元のサラリーマンや出張客が飲みに来る場所として知られているが、2年ほど前から「変化」が起きている。

 熟系キャバ店は変わらず人気なのだが、若い女性が在籍する店やラウンジが軒並み、消えつつあるのだ。コロナ前までは女子高生をコンセプトにしたコンセプトキャバなども多数営業し、観光客からの人気を集めていたが、今ではさっぱり見かけなくなった。その理由を、元キャバ店の従業員は、次のように明かす。

「コロナ禍であまり話題になりませんでしたが、大阪府の受動喫煙防止条例の改正が、大きく関わっていると思います。新しいルールとして『20歳未満の方は喫煙エリア立入禁止』というのができたのですが、それによって、未成年を雇っていた店が禁煙になってしまったんです。大阪は喫煙率が高く、飲食店でも喫煙の店じゃないと流行らない。その結果、未成年を雇う夜の店が流行らなくなりました」

 22年4月から、大阪府受動喫煙防止条例の一部施行により「従業員を雇用する飲食店は客席面積にかかわらず、原則、屋内禁煙」となった。だが、あくまでも罰則や強制力などを伴なうものではない「努力義務」とされているため、守っていない店もあるのが実情だ。

 大阪は東京に比べると、喫煙の飲食店が多い。最近は東京・歌舞伎町でも禁煙のホストクラブなどが増えており、店内で堂々と喫煙するために「たばこ小売販売許可証」が必要なシーシャ店が急増し、人気を集めている。大阪の夜の店とタバコは、切っても切れない関係にあるようだ。

(カワノアユミ)

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