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「広島記念」◎松浦悠士/○坂井洋/▲荒井崇博/△寺崎浩平/小倉竜二/佐々木雄一/池田良/山田庸平/坂口晃輔/高橋晋也/町田大我/犬伏湧也
脚質を問わず、戦法に幅を持たせないと、ビクトリーロードは開けてこない。
「広島記念」(12月15日【木】~18日【日】)は、西日本のメンバーが充実している。無理に穴を狙うより、本命サイドに絞るほうが賢明な選択かもしれない。
地元の大看板・松浦悠士が断然の主役を務める。競輪祭は初戦から〈2〉〈3〉〈1〉のあと、準決勝で落車しながら欠場せず、最終戦も2着とSS班としての責任を全うした。ここは松浦を先導する同県の後輩、町田太我が高橋晋也や寺崎浩平と叩き合いになっても、主導権は取りきる。自力もある松浦が番手から抜け出し、昨年に続き連覇。平塚グランプリに弾みをつける。
対抗は坂井洋。前走の高松記念は2次予選敗退も、競輪祭決勝戦の8着が光る。機動型がマッチアップするだけに、ハイペースは必至。まくりが強烈な坂井には絶好の展開になる。
あとは競輪祭決勝戦4着の荒井崇博と、寺崎の大駆けを警戒したい。
SS班に手が届きかけた山田庸平は、自在型としての戦法に磨きをかけることが課題。動けるだけにイン粘りを身につければ対戦相手には脅威となる。今回は荒井との九州コンビで、大暴れしてもおかしくない。
犬伏湧也は、前受けから引いて巻き返すワンパターンの攻めでは通用しないと競輪祭で痛感したはずだ。素質はある。レースを覚えて大化けするシーンを見てみたい。
【大穴この1車】
近藤保(千葉・95期)。
前走の大宮(〈3〉〈3〉〈1〉)は2戦目と最終日に万車券を連発。その前の武雄初日3着が7万円超。記念、GIIIではとても買えないと思われそうだが、とんでもない。グレード戦の走り方を心得ていて、10月松阪記念の初日3着が1万円超。地元の6月GIII松戸(〈2〉〈8〉〈1〉〈2〉)では、3日目3万8660円、最終日5万3780円を演出している。バンクは不問。3着流しで。
【狙い目の伏兵3人】
才迫開(広島・101期)が地元記念で一変する。ここ1カ月、2場所しか走っていないのは、ここに備えてだった。練習は十分積んだ。予選を突破して準決勝でパワー全開だ。
特昇から1年余を経て、山根将太(岡山・119期)が一皮.けつつある。1月からは1班。逃げてどこまで粘るか。
関東のファンが期待するのが小林泰正(群馬・113期)だ。GIで好走歴があり、来期は1班に返り咲く。まくり一閃、快勝劇がある。
山口健治(やまぐち・けんじ):1957年1月、東京都荒川区生まれ。競輪学校38回生卒業チャンピオンとしてデビュー。主なタイトルは日本選手権、競輪祭(2度)。09年1月引退。現在「スポーツ報知」評論家。
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