芸能

松たか子VS寺島しのぶ 親族の祝宴で同席を拒否した梨園オンナの30年遺恨(2)決着は女優業で

 こうした経緯からすれば、寺島は松よりもむしろ、染五郎こそ怨敵のはずなのだが‥‥。

「寺島は一時期、自殺を考えたことまであったそうです。そして染五郎の披露宴が行われた同年11月には、当てつけのように彼との交際を赤裸々につづった暴露本『体内時計』(主婦と生活社)を発売した。それがきっかけで尾上家と松本家は絶縁状態になり、染五郎の披露宴を菊五郎夫妻は欠席している。当時、松は周囲に『あの女、何考えてるの!』と怒りをぶちまけていたといいます」(別の芸能記者)

 芸能評論家の三杉武氏が解説する。

「松にとっては幼い頃にかわいがってくれたお姉さんだっただけになおさら、寺島が強烈に非難してくる姿勢を受け入れられなかったのだと思います。女性同士ならではの対抗心なのでしょう。真実はどうあれ、完全に加害者と被害者という構図も作られてしまいましたからね」

 当時に話を戻すと、松は月9ドラマ「ロングバケーション」や「ラブジェネレーション」(ともにフジテレビ系)など話題作に出演し続け、女優としての地位を確立していった。一方、リードされていた寺島だが、“染五郎ショック”を払拭するや猛然と巻き返したのだ。

 ともに03年公開の映画「赤目四十八瀧心中未遂」(赤目製作所)と「ヴァイブレータ」(ステューディオ スリー、シネカノン)で全裸セックスシーンを披露し、女優として評価を高める。そして10年公開の「キャタピラー」(若松プロダクション、スコーレ)で、「ベルリン国際映画祭」最優秀女優賞(銀熊賞)を受賞するまで上り詰めたのだ。プライベートでも07年に結婚したフランス人夫との間に長男を授かるなど、公私とも充実している。

「松は寺島が脱いで新境地を開いた2本の作品について当時、『何を考えてるか理解できない』とバカにしていた。しかし彼女も、12年公開の『夢売るふたり』(アスミック・エース)で衝撃的なシーンを披露。過去のいきさつを知る関係者の間では『寺島を意識したのは明らか』との声も上がりました。寺島は、松の艶技について上から目線で周囲に『あの子もやればできるんじゃない』と嘲笑していたといいます」(映画関係者)

 少女時代から数えて“30年遺恨”となる2人だが、いっそ共演して女優魂で火花を散らせば“少しも寒くない”作品が生まれるのではなかろうか。

カテゴリー: 芸能   タグ: , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    ゲームのアイテムが現実になった!? 疲労と戦うガチなビジネスマンの救世主「バイオエリクサーV3」とは?

    Sponsored

    「働き方改革」という言葉もだいぶ浸透してきた昨今だが、人手不足は一向に解消されないのが現状だ。若手をはじめ現役世代のビジネスパーソンの疲労は溜まる一方。事実、「日本の疲労状況」に関する全国10万人規模の調査では、2017年に37.4%だった…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , |

    藤井聡太の年間獲得賞金「1憶8000万円」は安すぎる?チェス世界チャンピオンと比べると…

    日本将棋連盟が2月5日、2023年の年間獲得賞金・対局料上位10棋士を発表。藤井聡太八冠が1億8634万円を獲得し、2年連続で1位となった。2位は渡辺明九段の4562万円、3位は永瀬拓矢九段の3509万円だった。史上最年少で前人未到の八大タ…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
JR東日本に続いて西と四国も!「列車内映像」使用NG拡大で「バスVS鉄道旅」番組はもう作れなくなる
2
【ボクシング】井上尚弥「3階級4団体統一は可能なのか」に畑山隆則の見解は「ヤバイんじゃないか」
3
これはアキレ返る!「水ダウ」手抜き企画は放送事故級の目に余るヒドさだった
4
舟木一夫「2年待ってくれと息子と約束した」/テリー伊藤対談(3)
5
また出た!広島カープに「ベテラン選手の不倫デート発覚」下半身コンプライアンス崩壊