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記事全文を読む→3年ぶり開催「西宮神社の福男選び」スタートまでの過酷すぎる舞台裏を実体験暴露する
1月10日の午前6時、兵庫県西宮市の西宮神社で表大門から参拝一番乗りを目指して境内を走る「開門神事福男選び」が、3年ぶりに開催された。昨年、一昨年はコロナの感染拡大を受け、全力疾走による神事を中止し、代わりに本殿まで歩いて参拝する形式。今年は抽選による参加者を例年より300人減らし、先着1200人まで前列に並べることとなった。実はこの「福男選び」には女性も参加でき、筆者も過去に2度、参加したことがある。
本殿まで最も近い最前列の表大門(赤門)前から走れるのは、抽選で赤色のくじを引いたAブロックの108名。その後ろは青色のくじを引いたBブロック(150人)。さらにその後ろは、くじで外れた者や一般参加者のCブロックと続くのだが、福男に選ばれるためには、抽選でAブロックでも前方の数字に入らなければ難しい。筆者は15年の福男選びでは青色のくじを引き(写真)、Bブロックから走った。福男選びを走る者達がどのようにして開門までの間を過ごしたのか、自身の実体験を元に明かすことにしよう。
抽選が行われる日の深夜0時になるまで、参加希望者は受付がある西宮神社境内に近い駐車場で待つこととなる。筆者は一度目は21時に、二度目は19時に並んだが、19時の時点では数十人しかいなかった。だが、並ぶのが早くても抽選に当たるわけではない。遅く行った方が、既にハズレくじがほとんど引かれていて当たりやすい、という声もあるほどだ。
並んでいる人達はしっかりと防寒対策をしているが、足元はスニーカー。「福男選び」は神事のため、服装や靴には特に厳しい審査が行われる。服装はスカートやコスプレはNGで、靴は走ることに適したスポーツシューズ。抽選までの時間は座れるが、寒空の下で何時間も待つのは、さすがに辛い。寒さをしのぐアルミレジャーシートやカイロ、軽い食事や飲み物、モバイルバッテリーなどがあると便利だ。
22時になると受付が始まり、靴や服装のチェックとともに、抽選くじを引くことのできる先着者には「開門神事参加者心得」と書かれた用紙が渡される。ルールを理解した上で署名するのだが、項目漏れや用紙をなくした場合は抽選に参加できなくなる。しっかりと署名し、さらに待機し、いよいよ午前0時になって抽選が始まった。当たった人はその場で残り、外れた人はあっさりと出口の方へと誘導される。
AまたはBブロックのくじを引いた人には、記念品の手袋が渡された。集められた後にスタッフから説明を受ける。その後、準備運動の時間が与えられて一旦、解散。朝5時には再び集合し、赤門へと誘導される。
そして朝6時、ついに開門。一斉に境内に走り出し、参拝一番乗りの「一番福」を目指して本殿へと疾走する…というわけだ。
だが、さすがに前日からほぼ寒空の下にいたものだから、体はヘトヘト、さらに寝不足。私はBブロックから走るも、後ろにいた一般参加者にあっという間に抜かれてしまった。
ちなみに女性が優勝した場合は「福女」とされるが、現在まで3位以内に入ったことはない。今年も抽選に参加したい気持ちはあったが、さすがに体がもたないだろうなぁと…。
(カワノアユミ)
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