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阪神・岡田彰布監督「ズバズバ采配のキモ」は控え選手に「意図を短く伝えて起用」

 阪神タイガースが5月26日のヤクルトスワローズ戦で8回に追いつかれたものの、延長10回二死から押し出し四球や佐藤輝明の二塁打で4点を奪い、猛虎ぶりを発揮した。今季2度目の5連勝を飾り、貯金は最多の14に。2位DeNAとのゲーム差も今季最大の4に広げて、セ・リーグ首位での交流戦スタートが決まった。

 快進撃を支えているのは梅野隆太郎、原口文仁、島田海吏、糸原健斗、加治屋蓮、岩貞祐太、及川雅貴ら、ベンチスタートの選手を巧みに送り込む岡田彰布監督の采配によるものだと言っても過言ではない。在阪スポーツ紙デスクは、

「監督と選手の意思疎通がしっかり取れていて、絶妙なタイミングで交代を告げています。必要な時に必要なことだけを、コーチを介して短く選手にその意図を伝える。それ以上のことはコミュニケーションを取らない。いいバランスが取れています。だから選手も準備をしやすいし、控えだからといって腐ることもない。重要局面での意図のある起用が、チーム全体に浸透しています」

 繊細な采配は、とりわけリーグトップの防御率を誇るブルペン陣に顕著だ。25日のヤクルト戦は延長10回に4点差をつけた時点で、ブルペンで投げていた岩崎優が準備をやめ、岩貞が肩を作り始めた。前出の在阪スポーツ紙デスクは、

「チームでの決めごとがはっきりしているのでしょう。岩崎には3点差以内のリードの時にしか投げさせない、と伝えている。岩崎も周りの選手もそれを理解しており、無駄な登板が減っています。こうした起用を続けていれば、夏の厳しい時期も乗り切ることができます」

 岡田監督は「みんなで仕事してる。みんなでやる雰囲気を生み出さなな」と冗舌に笑う。絶対的守護神の湯浅京己の復帰も決まり、5月30日からはペナントの行方を左右する交流戦が始まる。このまま虎が首位の座を固める公算は大だ。

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