社会
Posted on 2023年06月10日 05:58

大迷惑!暗黙のルールが破られる「撮り鉄トラブル」急増には2つの理由があった

2023年06月10日 05:58

 鉄道の写真を撮ることを趣味とする「撮り鉄」がまたしても事件を引き起こしたが、相次ぐ撮り鉄トラブルにはそれなりの理由があるようだ。

 6月3日、臨時列車「カシオペア紀行」が栃木県矢板市を通過中、線路の近くに人がいたことで緊急停止。安全が確認できるまで14分も停止し、運行に遅れが出た。

 場所は蒲須坂駅と片岡駅の間の線路近く。撮り鉄の間では有名な撮影場所だ。乱入したのは3人の撮り鉄で、列車停止後に逃走。他の撮り鉄がその一部始終を映した動画がネットに拡散されると、大きな問題に発展した。

 撮り鉄によるこのような事件は近年幾度となく発生し、そのたびに大々的に報じられるが一向に止む気配はない。むしろ増えている印象さえ受ける。なぜトラブルは続くのか。鉄道ライターによると、撮り鉄の増加が原因だという。

「デジタル一眼レフの発達によって安価で高性能なカメラが手に入るようになり、撮り鉄は一気に増えて低年齢化しました。以前なら間違ったことをすれば先輩から怒られたものですが、急激な増加により撮影時のマナーやルールが若者に浸透しなくなったんです。彼らは現場でどこまでやっていいのか判断ができないので、問題が続いているんです」

 撮り鉄が増えた一方、ブルートレインが廃止になるなど撮影対象が減ったことも理由で、

「今は数少ない対象に多くの撮り鉄が殺到します。きれいに撮れる場所は限られているので、あぶれる撮り鉄も出てくる。それでも撮りたいので線路の近くの危険な場所に陣取ってしまうんです」(前出・鉄道ライター)

 写真をSNSで公開している撮り鉄も少なくない。「いいね」を集めるため、誰も見たことがない写真を撮ろうとして危険な場所に入ってしまうこともあるとか。撮り鉄による事件はまだまだこれからも続きそうだ。

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