社会
Posted on 2014年10月06日 09:59

健康と仏教の関係(5)秋に増える「肩こり」「腰痛」の悩みは坐禅で

2014年10月06日 09:59

 秋になると特に増えるのが「肩こり」と「腰痛」だ。40代の女性にとっては特に多いのだが、「更年期障害」と片付けてしまうのはちょっと早い。女性ホルモンの充填で改善される肩こりは40%にとどまるとされているからだ。

 なぜ秋なのか──。

 肩こりや腰痛は、昼間と朝夕の気温差が原因だと言われている。特にこの季節は1日の気温差が実に5℃にもなる。肩は頭という人体で一番重い部位を、腰は上半身を常に支えている。それらの部位に気温差によるストレスが与えられると──、

 あるスポーツ医療専門医が語る。

「温度差が筋肉に負担をかけます。筋肉は疲労すると硬直する乳酸などの物質がたまるのですが、筋肉が硬直すると肩にある末梢神経や血管を圧迫するのです。血管が圧迫されると硬直する物質がたまりやすくなり悪循環になります。圧迫された神経は『痛み』の信号を送ります」

 つまり、肩や腰の筋肉を柔らかくすることが、この季節の悩みを軽減させる鍵だといえよう。

 芥川賞作家の玄侑宗久氏は、近著『「いのち」のままに』で、肩こりや痛みを解消する最適な方法としてお風呂での「瞑想」、とくに禅僧の白隠禅師が熱心に勧めた「軟酥(なんそ)の法」を紹介している。これはバター状の仙薬が頭の上に載っているとイメージする方法だ。

〈【1】頭の上に鴨の卵大のバター状の仙薬が乗っていて、これが体温でじわじわ溶けていきます。【2】溶けたバターは内部に染みこみ、深いところまで浸透して、全身を覆っていくと想ってください。外側から垂れるものと内側に染み込むものを両方イメージするのです〉

 痛いところに仙薬が染み込んでくるとイメージするだけで、効果てき面。痛みが無くなるから不思議だ。ゆったりバスタブに浸かって試してほしい。

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