社会

急激に咳込んだと思ったら「パンケーキ症候群」だったという「意外なアレルギー源」

 猛暑日が続き、関東ではカンカン照りの晴天続き。とはいえ、梅雨明け宣言は出ず、いつ雨が降ってもおかしくはない湿気ジメジメな天候も、この時季の特徴だ。

「そのせいで、急激に咳き込む人が増えているのです」

 と言うのは、都内の耳鼻科医だ。いったいなぜかといえば、

「咳症状で内科や耳鼻科を受診する人が増えています。しかも老若男女で熱や鼻水はなく、咳だけ。コロナは陰性だし、つまりは咳風邪なのです。ひとつ気にしてほしいのが、アレルギー。先日もニュースになっていましたが、粉の中に入り込んだダニが原因のアレルギーです。ダニはよく寝具や畳、じゅうたんなどにいますが、粉モノにも侵入します。ずっと置いてあった麦茶のパックやココア、ホットケーキミックスの粉などが大好きなので、パンケーキを食べると咳込む人がいる。これが『パンケーキ症候群』と呼ばれるようになった症状です」

 一見、パンケーキが好きな人のことを指すパンケーキシンドロームのようだが、そんなかわいいものではない。耳鼻科医が続ける。

「場合によってはアナフィラキシーショックを起こし、命に関わるほど危険な状態になることがある。軽い咳でも受診しましょう。すぐに治るほどのカラ咳ならパンケーキ症候群ではなく、咳風邪かもしれませんが」

 ダニがパンケーキの粉が好きだとは…。甘いものを食べるとホッとするのは、ダニも同じだった!?

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