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記事全文を読む→NHKでも報道された被災地で続出する“震災幽霊”現象の正体とは?
1万5000人以上の犠牲者を出し、いまだに2000人以上が行方不明の被災地では、この間さまざまな「幽霊」の目撃談が相次いでいるという。ついには、「NHKスペシャル」までも本気で特集した「震災幽霊」なるホラー現象とは!?
被災地のボランティアスタッフが重い口を開く。
「いまだに行方不明になった家族を探し続けている被災者がいる現地では、“出る”とか“見えた”という幽霊話は不謹慎だということもあり、一種のタブーとなっている。それでも、誰にも話さずにいるのも気味が悪いのか、震災から時間を経てその手の話が聞かれるようになってきました」
実際、定期的な震災特集で「被災地のいま」を伝えている「NHKスペシャル」でも、昨年夏に「亡き人との“再会”~被災地 三度目の夏に~」を放送。反響の大きさから今年9月に再放送されたばかりか、AFP通信までが幽霊話を世界に配信。他にも当時の取材ディレクターが雑誌インタビューに登場するなど、にわかに「震災幽霊」に注目が集まっているのだ。
「実は、震災直後からその手の話はあったんです」
と語るのは、足繁く現地で取材をしているルポライターだ。
「子供が行方不明になった(岩手県)石巻のご家庭の話です。幼稚園から帰らない息子を探し続けて1週間、さすがに疲れ果て部屋で寝ていると玄関先が妙に明るくなった。『何だろう?』と不思議に思っていると、程なく消防団が『遺体が見つかりました』と訪ねてきたそうです。遺族の方はお子さんが『見つかったよ』と先に報告してくれたんだと話していました」
同じく石巻の漁師の家では、こんな不思議な現象が。
「おじいさんは、揺れた直後に船が沖に流されちゃいかんと、船を係留しに港へ出てそれっきり。海へ流されてしまったのか遺体は今も見つからないままですが、明け方、ちょうど漁へ出る時間に電話が鳴る。まるでこれから漁に出るぞ、という合図みたいで、今でもおばあさんは弁当を作っておじいさんの帰りを待ちわびている」(ボランティアスタッフ)
こうした目撃談は家族が犠牲になった人ばかりではない。震災直後の避難所生活ではこんな話があった。
「慣れない避難所では寝つけずに、夜は自分の車に移動していた男性の話です。ある晩、車のすぐそばで『これから飲み行くか』と、男性が誰かと話している声が聞こえてくる。こんな時に開いている飲み屋なんてあるはずないのにと思いながら、シートから身を起こして見ると誰もいなかった。飲み屋の名前までしっかり聞き取れただけに、やはり幽霊だったのかも、と」(前出・ルポライター)
また、昨年秋に奇妙な体験をした男性も、自身は被災者ではなかったが、
「宵の口、岩手・宮古周辺の海辺の道を車で走っていると『助けてぇー』という若い女性の声が聞こえたんです。痴漢か何かと思い、車のライトで探したのですが、ご存じのとおり沿岸部は人家も人気もなく、やはりそうだったのかも‥‥」
フォーチュンカウンセラーの小林世征氏がこうした霊現象を説明する。
「東日本の震災で亡くなった人の多くは、壁のような津波にのみ込まれ命を落としている。あまりに一瞬のことだけに、多くは自分が死んだこともわからずに霊としてさまよっているのです。これは御嶽山の事故でも同様です。こうした場合には、遺影に花をたむけて供養することで成仏していただくのが最善です」
復興は進んでも、人の命は戻ってこない。
「『生前は大酒飲みだったじいさまが亡くなってからはおとなしくなった』と愉快そうに話しているおばあさんが印象的だった」(ボランティアスタッフ)
幽霊でも会えるだけ幸せという被災者の精いっぱいの願いが聞こえてくる‥‥。
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