「日傘なんて女性の持ち物だろう」そう思っていた中高年男性がここ数年、あまりに暑い夏にはさすがにそうも言っていられなくなった。駅前、信号待ち、駐車場、ゴルフ場。見回せば、日傘をさす男の姿は珍しくなくなった。熱中症対策としてみれば、日傘は美容グ...
記事全文を読む→コロナ禍休業で駆除回避の飲食店から大量発生
命を脅かすような猛暑が続く今夏。その暑さに加え、しばしば私たちが不快な思いにさせられているのが、この時期活発化するゴキブリやコバエであろう。
近頃、灼熱の太陽が照りつけるアスファルトの上に、ひっくり返ったゴキブリの死骸を目にすることが増えている。人類が滅亡しても生き残ると言われるゴキブリもさすがにこの暑さにはマイッているのだろうか。
高温多湿を好むゴキブリは、気温20〜30℃で活発に動き回ると言われている。そのため今夏のように連日35℃以上が続く猛暑は、さすがにダメージが大きいというのが通説だ。
しかし、実際にゴキブリを研究対象として飼育もしている、害虫防除技術研究所代表の白井良和氏は言う。
「ゴキブリも昆虫ですから30℃以下が適温ですが、33℃くらいでは動じません。屋内で冷房を切って高温になった状態でも、バタバタと死ぬという状況にはなりません」
やはり恐るべき生命力。しかも、人間同様に暑さ対策もぬかりがないという。
「基本的に日中35℃もあるような場所にはいません。昼は暗くて湿った排水管の中やシンクの下で暑さをしのぎ、夜に徘徊することが多いです。最近、林にカブトムシを見に行ったのですが、木にはクロゴキブリがたくさんいました。また住宅地の公園などにもいます」(前出・白井氏)
調査会社インテージ調べによれば、ゴキブリの殺虫剤市場は令和元年に204億円だったのが、令和3年には233億円へと拡大している。恐るべき繁殖力で増加している証しと言えよう。
しかも酷暑で涼む場所を求めるとすれば、今年は例年より住居に侵入してくるケースが増えているのではないか。都内の飲食店関係者が言う。
「(コロナ禍で)飲食店が休業中、通常であれば月に1度4000円程度で害虫駆除業者に薬の交換等を頼むのですが、営業していないからもったいないと、業者を入れなかった店舗が少なくなかった。その結果、店内がゴキブリの巣窟となってしまい、営業再開を断られるほど手に負えない状態になった店もあった。近所でそんなことされたら迷惑極まりないですよ」
では、ゴキブリを撃退する効果的な方法はないものか。
「フィプロニルという成分が入った市販のベイト剤(駆除薬)を置いておくと、ゴキブリがそれを舐めて死にます。簡単にワンプッシュで駆除できるゴキブリムエンダー(キンチョー)などもお勧めです。外からの侵入を防ぐには、特に洗濯機の排水管から上がってくることが多いので、排水口の隙間を埋めるとよいでしょう」(前出・白井氏)
一方、猛暑はコバエの大量発生の要因にもなっているようだ。都内の戸建て住宅に住む男性が証言する。
「夏場になって、コバエが出るようになりました。スプレーなどで退治しても、卵を産み続けているから、イタチごっこになってしまう。またペットの部屋から餌の交換などでキッチンに戻る際、コバエを連れてきてしまう形になり、結果としてキッチンの三角コーナー付近にコバエが増え始めました。やはり退治しても退治してもで‥‥」
そんなコバエは、ざっと4種類に分類される。
「生ゴミから発生するノミバエ、金魚や熱帯魚の濾過槽や浴室で発生するオオチョウバエ、バナナの皮などの生ゴミや飲んだ後のビール瓶に寄ってくるキイロショウジョウバエ、そして観葉植物の鉢の土に発生するキノコバエがいます。今の時期はノミバエが多く、勢力拡大している」(前出・白井氏)
コバエにも暑さに強い、弱いのタイプがあるようで、しっかり学習して撃退したい。
「浴室の排水口の水垢を落とす。ゴミの日にはしっかり袋を縛って生ゴミを捨てる。現在は薬剤も優れていて、部屋やゴミ箱にワンプッシュするだけで効果のあるコバエアース(アース)やコバエワンプッシュプレミアム(フマキラー)などもあります」(前出・白井氏)
まだまだ続く厄介者とのいたちごっこ。つまるところ、秋風を待つしかないのか。
アサ芸チョイス
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