芸能

【意外な波紋】ジャニーズ帝国崩壊で盛り上がる「中森明菜の完全復活」

 それは久しぶりに聴く美声だった。

 中森明菜デビュー40周年を記念した、昨年の特別番組の第2弾「中森明菜 女神の熱唱2 ザ・ベストテン不滅の歌声」(BS-TBS)が、9月5日に放送されたのだ。昭和を代表するTBSの大人気歌番組「ザ・ベストテン」に明菜が出演した映像を中心に構成され、当時の番組ディレクターもその魅力を語っていた。テレビ関係者が言う。

「今のアイドルはみんな小粒で華がない。みんな揃って歌うから『推し』の歌唱力なんて、わかりようもありません。やはり当時の明菜と松田聖子は別格です」

 その明菜が音楽活動を休止するキッカケになったのは、1989年の「自殺未遂」と「金屏風」事件だった。

 交際していた近藤真彦の自宅で自殺未遂を図る大騒動を起こした明菜はその後、煌びやかな金屏風を前にした会見に引っ張り出された。明菜は「近藤真彦との婚約会見」だとして騙された、という説が流れたが、会見を放送したテレビ局幹部や関係者は、これを全否定。金屏風はホテル側の勇み足だったという。

「長い髪を切り、シックなベージュグレーのスーツで会見に臨んでいますから、明菜本人も自殺未遂騒動に『ケジメ』をつけるつもりで臨席したのは間違いない。『婚約会見』とは思っていなかったでしょう」(当時を知る芸能関係者)

 この会見の仕掛け人は、「再発防止委員会」により長年にわたる性加害を事実認定されたジャニー喜多川氏の姉・メリー喜多川氏だったと言われる。アイドル同士の結婚が許されない時代背景があったにせよ、明菜や浜崎あゆみなど、ジャニタレと交際し破局した芸能人たちも、性被害に遭ったジャニーズJr.と同じく、「ジャニーズ事務所に振り回された被害者」であることに違いはない。前出のテレビ関係者が語る。

「明菜に不義理の限りを尽くした近藤は、すでにジャニーズ事務所を退所した。とはいえ、明菜が芸能界に身を置いている限り、ジャニーズ事務所の『圧』からは逃げられない。自殺未遂前後の苦い思い出がフラッシュバックすることもあるでしょう。性加害問題で経営陣も交代し、ジャニーズの影響力が弱まれば、明菜の精神状態も回復するのでは。年末のNHK紅白歌合戦に、例年のようにジャニーズ所属タレントが大量に出演するかは微妙ですが、代わりに韓流推しも避けたい。明菜が復帰してくれると盛り上がるんですがね…」

 今回のBSに続き、9月はCSでも「中森明菜特集」が予定されている。明菜は今年5月1日、SNSの公式アカウントに、次のように書き込んだ。

〈本日はデビュー記念日となります。こんなにも長い間、みなさまと共に過ごさせていただき、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。万全な体調ではないため申し訳ない気持ちもいっぱいですが…41年目もどうぞよろしくお願いいたします あきな〉

 だがこれを最後に、沈黙が続く。年末、人前で歌えるまでに、心と体は回復するのか。

カテゴリー: 芸能   タグ: , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    「男の人からこの匂いがしたら、私、惚れちゃいます!」 弥生みづきが絶賛!ひと塗りで女性を翻弄させる魅惑の香水がヤバイ…!

    Sponsored

    4月からの新生活もスタートし、若い社員たちも入社する季節だが、「いい歳なのに長年彼女がいない」「人生で一回くらいはセカンドパートナーが欲しい」「妻に魅力を感じなくなり、娘からはそっぽを向かれている」といった事情から、キャバクラ通いやマッチン…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , |

    今永昇太「メジャー30球団でトップ」快投続きで新人王どころか「歴史的快挙」の現実味

    カブス・今永昇太が今季、歴史的快挙を成し遂げるのかもしれないと、話題になり始めている。今永は現地5月1日のメッツ戦(シティ・フィールド)に先発登板し、7回3安打7奪三振の快投。開幕から無傷の5連勝を飾った。防御率は0.78となり、試合終了時…

    カテゴリー: スポーツ|タグ: , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
世界タイトル獲得翌日に王座返上宣言のボクシング新王者に具志堅用高が猛然と苦言
2
水泳連盟会長にケンカを仕掛けた千葉すず「記録突破でも五輪落ち」裁判/スポーツ界を揺るがせた「あの大問題発言」
3
藤井聡太「連敗で八冠陥落危機」を引き寄せた「縁起の悪い将棋めし」
4
安達祐実の母・安達有里「ブッ飛び写真集」と義理の息子の「ホテル密会」/壮絶「芸能スキャンダル会見」秘史
5
巨人の捕手「大城卓三と小林誠司」どっちが「偏ったリード」か…大久保博元が断言【2024年4月BEST】