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【ラグビーW杯の場外乱闘】五郎丸歩「日本人キッカーでないと務まらない」差別的発言にガッカリ続出

 ラグビー日本代表はW杯フランス大会の1次リーグ最終戦でアルゼンチンに敗れ、2大会連続の8強進出を逃した。今大会で退任するジェイミー・ジョセフHCが牽引した「Our Team」の世界一を目指す挑戦は、志半ばで幕を閉じた形だ。

 最後の試合となったアルゼンチン戦の平均世帯視聴率が21.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)をマークするなど、国内では大きな盛り上がりを見せた。そして今、日本代表のレジェンドによる熱いメッセージが話題に。

 2015年W杯での活躍により「五郎丸ポーズ」が流行語大賞候補にノミネートされ、今大会は中継で解説を務めた元日本代表の五郎丸歩氏が、自身のXを更新。こんな提言を行った。

「今大会改めて感じたことは、選手やコーチ・スタッフの努力や犠牲心だけでは、ここが限界だということ」

「大きな仕組みを変えない限りこれ以上の発展は日本ラグビー界にはない」

 そして、こんなことも。

「彼らがワールドカップにかけてきた時間や、犠牲にした時間を理解できる人間として数字や勝ち負けだけでは評価できない自分がいる」

 惜しくも敗退した日本代表に寄り添うメッセージを綴ったのだった。だが、

「五郎丸氏がポストしたあるひと言に『ガッカリした』『消したほうがいい』というリプライが相次いでいるんです」

 と話すのは、スポーツライターだ。

 問題視されているのは、松田力也選手が登場する動画を参照する形でアップされた投稿だった。

「ここで五郎丸氏は『日本のラグビー界は日本人キッカーでないと務まらない!彼はそれを最も体現してくれた選手です』とキッカーとして大会で存在感を発揮した松田選手を称えているのですが、これに『血筋や出身国で判断するのか』『人種差別ではないのか』と指摘がなされている。誰よりも外国出身選手と協調する重要性を訴えてきた五郎丸氏に差別の意図があるはずもないのですが、誤解を招く表現になってしまいました」(前出・スポーツライター)

 レジェンドらしからぬミスキックであった。

(川瀬大輔)

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