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【野球殿堂入り】「阿部推し」のラミレスが巨人のユニフォームを着る現実味

 前DeNA監督のアレックス・ラミレス氏の野球殿堂入り(プレーヤー部門)を祝う会が11月7日、横浜市内のホテルで開催された。「殿堂入りのラミちゃんです。こんばんは」と日本語で挨拶し、持ち前のサービス精神満載のパーティーだった。

 会場にはラミレス氏が「(2016年に)DeNAの監督になるにあたって、その采配を大いに参考にさせてもらった」という巨人の原辰徳前監督ら、300人超が集まる盛大なものに。その原氏は「堂々として常にフラットに試合に臨む姿は私も勉強になった」と挨拶した。

 ラミレス氏が日本球界(NPB)でここまで上り詰められたのは、自身が持つ「聞く力」にほからない。01年にヤクルトへ入団。「米国・フロリダに購入した家のローンが完済できる契約だったので1年だけ日本に行こう」と思い立ち来日したのは有名な話だが、いざ開幕すると三振ばかりで全く打てなくなった。ヤクルト担当記者が振り返る。

「(当時のヤクルト)若松(勉)監督が、引っ張らず右(ライト)へ打てと指導。古田(敦也)氏から日本の野球は投手ではなく捕手が配球を組み立てることを聞いたとたん打ち始めて、その年のヤクルトの日本一に貢献しました。ヤクルトは当時、西武で活躍したカブレラを獲るつもりでしたが、明るい性格だったラミレスの入団に差し替えたんです」

 19年に日本へ帰化、外国人選手唯一の名球会と野球殿堂入りを果たしたラミレス氏は現在、母国ベネズエラからコーヒーやカカオなどの輸入業を営む会社を経営。そして名球会からは「国際本部長」という肩書きをもらっている。ちなみに原前監督の去就が騒がれ始めていた頃、「次の巨人の監督は阿部慎之助にすべきだ」と話していた。阿部巨人の組閣の際にラミレス打撃コーチの可能性もあった。まだ49歳。この日のパーティーを取材した巨人担当記者は、

「本人的には巨人のユニフォームをもう1回着たいと思いは十分ありますよ」

 としている。

(小田龍司)

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