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記事全文を読む→デーブ大久保「投手がいない責任は編成部にある」/テリー伊藤対談(3)
テリー 正直な話、僕ね、まだ8月でもクライマックスシリーズは出れると思ってたんですよ。それが天王山でことごとく‥‥。
大久保 完封負け!
テリー そう! もう「どういうことよ」って、涙が出てきましたよね。
大久保 僕も球場へ行きたくなかったですもん。
テリー やっぱり野球ってピッチャーじゃないですか。それこそ菅野(智之)がこの前の契約更新で年俸下げられて、「いや、出足が悪かった」って言ってましたけど、年齢的なこともあるし、復活できるのかというと心配ですよね。
大久保 だいぶ心配ですね。
テリー そうすると、あと誰がいるんですか。
大久保 まあ、(山﨑)伊織とか‥‥正直、いないんですよ。
テリー でしょう? 外国人選手だって、去年も今年も5人ぐらいいたけど‥‥。
大久保 ダメでしたね。グリフィンしか使えなかった。
テリー ああいうのって、いつ気づくんですか。宮崎キャンプの3日目ぐらい?
大久保 そうですね。あれはロペスだったかな。中南米系の右のピッチャーが投げてて、キャッチボールとか、メチャメチャいいんですよ。で、「これはいいかなぁ」なんて見てたんですけど、オープン戦で2試合ぐらい打たれたら、「これ、使えねぇな」みたいな。
テリー 思いますよね。
大久保 思います。だから、オープン戦中にダメだってわかりますよね。
テリー 僕もオープン戦、全部見るんですよ。そうすると、まずストライクが入らないですよね。あと、ランナーが出ると急に何か‥‥。
大久保 ただで走られたり、球が遅くなったり。
テリー そうそう。だから、俺みたいなド素人が見ても「ダメじゃん」って思うような選手を、その道のプロが、わざわざ海外まで行って何で採ってくるんだろうって。何で巨人って、いいピッチャーがこんなにいないんですか。
大久保 それは間違いなく編成部が原因ですよ。我々は負けた責任を取って、監督も辞めた、僕も辞めましたよ。だったら編成部も責任を取って辞めないとおかしいんですけどね。だから今度、吉村(禎章)さんが編成本部長のスカウト担当になったので、吉村さんが誰を引っ張ってきて、どう強くするか。
テリー いや、そうなんですよ。吉村さんには頑張ってもらいたいし。でも、何か可哀想っていうか、大変だなっていう。
大久保 だから、巨人軍的には、「阿部がダメなら二岡(智宏)だ」って二岡をヘッドコーチに置いて、「それがダメなら桑田(真澄)だ」って、桑田を2軍監督にしたんじゃないかと思うぐらい、不安定ですよね。巨人は特に負けたら監督を代えなきゃいけないチームですから。
テリー 菅野は大丈夫ですかね。
大久保 まぁ、15勝はほぼ不可能でしょうね。
テリー 彼は常々「ピッチャーは制球力だ」って言ってましたよね。でも、四球が多かったですよね。
大久保 2ボールになった時点でストライクゾーンに投げるのが怖いと思うんですよ。いいコースに投げたいけど、投げたら打たれるから3ボールにする。そういうのが多かったですよね。だから苦しいでしょうね。あれは鍛えたからって、もう戻らないでしょうね。
テリー あれだけの大投手じゃないですか。そういう選手が晩年の野球人生をどう過ごすか。ちゃんとしたアドバイザーがいるのか。
大久保 アドバイスできないですよね。自分の限界を越えるための練習をさせられるかというと、誰も言えないですよ。10億近くもらってるピッチャーに。「100メートルダッシュ、1000本だ!」なんて。
テリー そりゃそうだ。
大久保 だから、自分でやるのは厳しいし、トレーニングするにも限界があるでしょうね。
ゲスト:デーブ大久保(でーぶ・おおくぼ(大久保博元))1967年、茨城県生まれ。1985年、西武ライオンズにドラフト1位で入団。1992年、読売ジャイアンツへ移籍。1994年には日本シリーズに出場し、日本一に貢献した。1995年に現役引退し、「デーブカンパニー」設立。野球評論家・タレント・プロゴルファーとしても活動。また指導者として、西武の打撃コーチ、東北楽天ゴールデンイーグルス2軍監督、同チーム1軍監督、巨人軍の1軍打撃チーフコーチを務めた。2016年、東京・新橋に居酒屋「肉蔵でーぶ」開業。YouTube「デーブ大久保チャンネル」も開設中。
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