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とにかく中日戦はお手上げ…各球団が押し付け合う「不人気カード」の悲痛ホンネ

 プロ野球キャンプはいよいよ、フィナーレを迎えつつある。宮崎、沖縄のキャンプ地を巡る各球団のフロント陣で話題になっているのが「不人気カード」についてだ。その裏事情を語るのは、セ・リーグ球団フロント幹部だ。

「セ・リーグもパ・リーグもオープン戦、公式戦日程が出て、これからはオープン戦を消化することになる。興行だから当然、売り上げは全球団が気にしているけど、どうしても不人気カードは出てきてしまう」

 近年、セ・リーグで不人気カードとしてどの球団も四苦八苦しているのが、Bクラスに低迷している中日戦だという。セ・リーグ球団フロント幹部が続ける。

「まぁ、客が入らない。理由? 名古屋では立浪和義監督が王様のように扱われて絶大な支持を得ているようだけど、名古屋を一歩出たら『米騒動のオッサン』という認識以外、何もない(笑)。魅力的な選手も少ないせいか、ビジターファンがかなり少ないよね。だから客が入りにくい日程や曜日に中日戦が組まれていたら、もうお手上げ。席を埋めるなら、チケット代をディスカウントするほかない。いい加減、強くなってほしいね…」

 立浪監督の神通力を使わなくとも各球場にファンが足を運ぶ、魅力的なチーム作りをしてほしいが…。

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