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サッカー日本代表「北朝鮮に大苦戦」森保一監督の「受動的決断」が危ない!

 サッカー日本代表が3月21日、W杯アジア第2次予選で北朝鮮代表と対戦し、1-0で辛勝した。先発起用した田中碧、堂安律のコンビネーションから田中が右足を振り切り、先制ゴールを決めた。森保一監督は試合後のインタビューで、

「選手たちがサポーターのために全力で戦ってくれ、勝利につながった。最後まで粘り強く戦えた」

 と語った。アジア杯ではまさかのベスト8敗退に終わり、この北朝鮮との2連戦に連敗することになれば、森保監督のクビが飛びかねない大一番。格下の北朝鮮になんとか勝って、2次予選突破に王手をかけた形だ。しかし、内容的には大苦戦で、不満が残る戦いぶり。

「特に後半は、相手の攻勢に押されて防戦するしかありませんでした。引き立った采配もなく、サポーターのフラストレーションがたまってしまうゲームでした」(サッカー関係者)

 47分に北朝鮮のシュートがゴールポストに当たり、こぼれたボールをペク・チュンソンにゴールネットに押し込まれたが、前のプレーでファウルがあったとして、得点は無効に。あわや同点にされる危機に、国立競技場の日本サポーターはキモを冷やした。楽勝と思われた相手に、苦しく難しい試合にしてしまった原因はどこにあるの。

「ピッチ上での意思がハッキリしていませんでした。前半の攻め込めるチャンスの時にFW上田綺世が前で取り残され、MFからのフォローはなし。リスクを冒して攻撃し、追加得点を取れていれば、もっと楽な展開でしたね。現状は遠藤航や板倉滉がチームをまとめ、事実上統率していますが、森保監督は受動的に決断することが多く、危うさを感じさせます。監督がもっとリーダーシップを発揮しないとチームはバラバラになり、この先の上昇は見込めません」(サッカージャーナリスト)

 性加害疑惑で招集見送りの伊東純也と、腰にケガを負った三笘薫が不在で、個の力での突破力が減退。戦術と采配で打開しなければいけなかったのだが…。

 次戦は平壌での開催が急きょ白紙になり、難しい調整を強いられるが、圧勝劇を見せてもらいたい。

(佐藤恵)

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