スポーツ
Posted on 2024年03月28日 05:58

森保ジャパン「アジア杯惨敗」を前園真聖と福西崇史が検証「負けてよかった」の真意

2024年03月28日 05:58

 優勝は当然と期待されながら、まさかのベスト8で終わったアジアカップ・カタール大会。この結果をどうみたらいいのか、元日本代表の前園真聖氏のYouTubeチャンネルで福西崇史氏と対談し、改めて検証を行った。

 アジア大会は決して楽な大会ではないとする福西氏。むしろアジアだからこそ、難しいという。

「アジアの戦いに切り替えられるかな、という懸念はあった。それでもこの実力とチーム力で優勝すると思っていた。まんまとハメられたという気がします」

 アジアの国々は個の能力が上がり、組織的になった。以前よりも強くなり、簡単に勝てる相手ではなくなったと、福西氏は分析。さらに、

「世界って言ってますが、アジアをしっかりと研究しないと、足元をすくわれてしまう」

 日本の意識にも問題があった、とした。

 大会を去ることになったイラン戦の敗因を、福西氏は森保采配にあると考えている。

「僕は板倉滉を交代させた方がよかったと思う。ボランチの選手は遠藤航と守田英正でいきたかったんだろう。でもうまくいかないのであれば、代える刺激はありかなと思った。佐野海舟を入れてもよかった。森保監督がこの選手たちを信頼して使い続けるところはあったかなとは思います。その分、交代が遅れた」

 こうして不甲斐ない結果に終わったが、負けてよかったと福西氏は考えているそうで、その理由をこう話している。

「目的はアジア杯を取ることじゃない。取るんだったら経験者だけ使えば取れる。だけど、W杯という目標があるので、チーム作りのために若手を使う。経験させることもアジア杯のひとつのテーマ。ここで1回ちゃんと足元を見つめて、今後どうしていこうかっていうのを、選手含めて話し合っていく。選手もスタッフも、どう思っているのかを伝えてバランス取っていかないと。W杯の予選で足元をすくわれて、本大会出れないのがいちばんヤバイことですから」

 森保ジャパンにとって大切なのはW杯。アジアカップの敗退を生かすことができれば、ベスト8という結果は問題ないという福西氏。2026年の北中米大会での躍進を期待したい。

(鈴木誠)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2025年03月23日 05:55

    胃の調子が悪い─。食べすぎや飲みすぎ、ストレス、ウイルス感染など様々な原因が考えられるが、季節も大きく関係している。春は、朝から昼、昼から夜と1日の中の寒暖差が大きく変動するため胃腸の働きをコントロールしている自律神経のバランスが乱れやすく...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月18日 05:55

    気候の変化が激しいこの時期は、「めまい」を発症しやすくなる。寒暖差だけでなく新年度で環境が変わったことにより、ストレスが増して、自律神経のバランスが乱れ、血管が収縮し、脳の血流が悪くなり、めまいを生じてしまうのだ。めまいは「目の前の景色がぐ...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月25日 05:55

    急激な気温上昇で体がだるい、何となく気持ちが落ち込む─。もしかしたら「夏ウツ」かもしれない。ウツは季節を問わず1年を通して発症する。冬や春に発症する場合、過眠や過食を伴うことが多いが、夏ウツは不眠や食欲減退が現れることが特徴だ。加えて、不安...

    記事全文を読む→
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2025/7/22発売
    ■620円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク