ふと気づくと、売れっ子タレント・指原莉乃の露出があきらかに減少気味なのだ。
一時はテレビで見ない日はなかった指原だが「今は、新番組の企画が指原さんでは通らない」と現場のテレビマンがこぼしていると、写真週刊誌「FLASH」で暴露されている。
現在レギュラーで出演しているバラエティー番組は3本。MCとして場を切り盛りする能力が高く、自虐や毒を含んだトーク力にも定評のある指原だが、なぜ企画が通らなくなってしまったのか。テレビ関係者が声を潜める。
「第一にキャラ的に視聴者に飽きられてきた部分は否めません。人気商売ですからこれが一番大きいかもしれませんが、実は露出減少のキッカケとなった問題は『サシハラスメント』とも言われています。昨年末、松本人志の過去の性加害問題が騒動になった際に、指原はかなり批判的なコメントをしました。ところがその2カ月後、指原自身にセクハラ疑惑が勃発してしまいましたからね」
それは、松本批判を展開した指原へのあてつけ気味に、約10年前に放送されていた番組のシーンがSNS上にアップされたことで起こった。
「かつてMCを務めていた『地元ファン獲得バラエティ HKT48のおでかけ!』(TBS系)の番組内で、指原がHKT48の当時まだ13歳だった未成年メンバーの胸を触ったり、メンバーを3人並べて唇にキスをした行為が掘り返されて問題視されました。中には、あきらかに嫌がっていたメンバーもいましたからね。こうしたやり放題の過去が松本人志同様、許されるべきではないというわけです。番組内ではジョーク交じりで『サシハラスメント』と呼ばれていましたが、今は『女性なら大丈夫』とはなりません。その影響か、2月のインスタライブの延期にはじまり、徐々にテレビにも出しづらい存在になってきていると考えていいでしょう」(前出・テレビ関係者)
ジャニー喜多川氏の性加害問題は海外を巻き込み、日本の芸能界の根底を揺るがす大問題へと発展した。過去のハラスメント相手が未成年ということからも、指原を新番組に起用するのはリスクがあると、テレビ局やスポンサーが躊躇するのは当然かもしれない。
(石見剣)