スポーツ
Posted on 2024年06月19日 11:35

「代打・清宮幸太郎」で盛り上がり最高潮!左VS左の勝負を選んだ日本ハム「新庄劇場」の緻密データ

2024年06月19日 11:35

「新庄劇場」は健在だった。代替日(6月19日)として行われた甲子園球場でのセ・パ交流戦ラストゲーム後、敗れた北海道日本ハムファイターズの新庄剛志監督は、

「まあ、終わったことは仕方ないので」

 とこぼしていた。しかし、悔やんでいたのは、サヨナラ負けに繋がったバッテリーエラーだけではなかったようだ。

「球場がいちばん盛り上がったのは『代打・清宮』が告げられた時でした」(在阪記者)

 清宮幸太郎が代打起用されたのは、7回表の攻撃でのこと。スコアは0-1、二死二塁の場面で、同点に追いつくライト前ヒットを放ったのである。

 前打者が送りバントを決めた時、マウンドにいたのは左の桐敷拓馬。ところが新庄監督は、左打者の清宮を送り出した。

 一打同点、一発が出れば逆転。そんな試合の明暗を分ける大事な場面で、新庄監督はあえて「左対左」の不利な勝負に挑んだのだ。

 この時点でベンチに残っていた右打者は野村佑希、レイエス、清水優心。同じ「左対左」にはなるが、目下、売り出し中の田宮裕涼も残っていた。なのに、新庄監督は清宮を選択した。

「清宮は対左投手の方が、打率が少し高いんです」(パ球団スコアラー)

 とはいっても、清宮が1軍昇格したのは6月11日。ケガで出遅れたため、ここまで49打席にしか立っていない。新庄監督のカンだとすれば「お見事!」のひと言しか出ないが、チーム関係者はこう反論していた。

「新庄監督の直感? そうとは言い切れません。桐敷の球速、角度などを見て、代打待機していたメンバーの中で最も適しているのは清宮だと思い、選択したのです」

 スタンドから見ていると「左対左、復帰して間もない清宮にチャンスを」という「演出」でしかなかった。しかし新庄監督は「清宮が左投手に強いというデータ」をインプットし、相手投手の状況を見て代打起用したのだ。

 田宮、交流戦史上最高の打率を残した水谷瞬、スタメン三塁の座を射止めた、本来は捕手の郡司裕也の躍動。この日はドラフト1位・細野晴希が先発し、2位の進藤勇也がスタメンマスクを被った。これまでは新庄監督がひらめいても、それを実践する力が若手選手にはなかったが、ようやく「役者」が揃ってきた。「新庄劇場」はこれからが本番だ。

(飯山満)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    スポーツ
    2026年09月13日 11:15

    近年のネット環境の充実によって、高い売り上げを誇る公営ギャンブル。メディアを下支えする団体としても大きな役割を担っているが、最近は風向きが変わり始めている。ギャンブルライターが現状を語る。「日本の公営ギャンブルは競馬(中央・地方)、競輪、ボ...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    社会
    2026年09月14日 11:30

    AIは本当に人類を終わらせるのか。専門家のとある主張が世界を震撼させている。その「AI終末論」は、AI開発企業アンソロピックに勤めていた元研究員、ジェイコブ・コクソン氏によるもの。Xで「AI研究関係者の多くが、AIは今後10年以内に人類を破...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    芸能
    2026年09月14日 13:30

    8カ月ぶりに帰ってきたバス旅で最も存在感を放ったのは、看板を背負う太川陽介ではなかった。「路線バスで鬼ごっこ~太川陽介から逃げ切れ~【茨城・水戸】」(テレビ東京系)が、9月12日午後6時30分から放送された。鬼チームは太川陽介、草薙航基、村...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/9/15発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク