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記事全文を読む→テリー伊藤対談「山本太郎」(4)今後はどう戦っていくの?
テリー 合わないところはどこですか。
山本 合わないというよりも、方向性が若干違うのかなと思うところは「二大政党制に近い形にしていく」という点ですかね。要は今、自民党が圧倒的に強い中、バラバラと野党がいると。だから野党が一丸となれば与党を負かせるというような政治体制にするべきだ、というのが小沢さんの考え方。
テリー そういう考えがある中で、山本さんは今後どのように戦っていくの?
山本 僕もすでに、既存の政党が政治に関心を持って投票に行っている人たちの一票を奪い合う、ということには希望を見いだしてないんです。だって投票率は約50%ですから、あとの半分の人たちは選挙に行ってないんですよ。
テリー 国民の総意、とは言えないような投票率が続いているのが現実だよね。
山本 じゃあどうするかといえば「投票に行かない人たちにどう伝えるか」について考えるほうが、世の中を変える可能性は膨らむと思うんです。だから、僕はそっちの人のことをもっと考えたいと思っています。
テリー そりゃそうだ。
山本 今、国内に貧困と言われる人が6~7人に1人いる。アベノミクスで金持ちになった人って、誰の話ですか、ということだと思うんです。この状況は自分たちの行動で変える道を作れるんだということを、ひとりひとりが意識していかないと、税金を取られるだけ取られて、受けられるサービスは極端に減っていくという。
テリー そういう意味では、小沢さんが民主党を離れたのは消費税に反対したからだし、筋は通ってるよね。
山本 今、自民党の中高年の政治家たちが、若い人たちの未来を切り売りするような政策決定を国会で続けているということに、若い世代にもっと怒ってもらわないとダメなんですよね。そう考えて、小沢さんを街頭に連れていこうと思ってるんです。
テリー 今、話題になっていますね。今度から定期的に街に出て、会見をやるんですか?
山本 そうですね、街頭記者会見みたいな形で。質問するのは記者の方だけじゃなく、道行くサラリーマン、主婦、学生、いろんな方々に。素朴な疑問でも、ネガティブな質問でも、何でも投げてほしいんです。その場でいろんな意見を深めたり、政治との距離を縮めないと、政治に対して興味なんか持てないですからね。小沢さん、見た目はああいった人相ですけども、話してみると、とっても頭が柔らかい(笑)。
テリー 今後は、どんなことに力を入れていきますか?
山本 世の中に自分は必要とされているんだという思いを、それぞれの人が持てるような社会にしたいんですね。
テリー そのためには何をしていこうと?
山本 少なくとも富の再分配の現状を変えていかなきゃいけない。政治の仕事って何だといったら、税金を取って、それをどう配るかを考えることだと思うんです。今のままでは、明らかに分配のしかたが間違ってる。税金の取り方が間違ってる、配り方が間違っていると思うんですね。だから、そこを変えていかないと。
テリー 原発の問題は?
山本 もちろん被曝のこともずっと主張していきます。ただ政治に関しては、ひとりひとりの胸に届く問題はみんな違います。労働問題が響く人もいれば、税金問題が響く人もいる。あるいは奨学金の問題。それぞれ違うわけです。だから目の前の方にどういう話が響くのかを考えて話したい。そこで「あ、こいつは間違ったことを言ってないな」ということをわかってもらってから、もう一歩、踏み込んでいくということをしたいですね。
◆テリーからひと言
原発反対、という芸能人は他にもいる。でもさらに被曝問題にまで足を踏み入れて、今ではさまざまな不平等の問題を訴え続けている山本さん。体に気をつけて、頑張って。3月から始まる街頭記者会見、楽しみに見ていきます。
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