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記事全文を読む→25本塁打&打点トップでも球宴落選のカブス・鈴木誠也を「全米人気」に引き上げる「アイスクリーム事件」
シカゴ・カブスの鈴木誠也は、オールスターゲーム初出場とはならなかった。同じナ・リーグのDH部門には、大谷翔平がいる。
シカゴの地元メディアは自分のことのように悔しがっていたが、当の鈴木は出場選手の最終発表後に行われたカージナルス戦で、2安打2打点と活躍。今季25号本塁打も出て、打点は両リーグトップの77をマークした。それでも「出場枠」の問題で選出されない、不条理な現実がある。
「試合後のインタビューでは饒舌でした。大谷と投票数を争う立場だったので、最初から球宴出場は諦めていたのかもしれません」(米国人ライター)
そのインタビューで、当然ながら「球宴落選」の質問がされた。鈴木は言った。
「もう(オールスター開催日の予定が)埋まってしまっているので、すみません」
ジョークで淡々とそう返したのだった。米メディアはこれに爆笑。この様子から察するに、鈴木は本当にことを言ったのではないだろうか。それを米メディアがジョークと捉え、鈴木もその場の雰囲気に合わせたようにも見受けられた。
「鈴木のインタビューはウケがいいんですよ。カブスにやってきた2022年なんか、彼の発言がしばらくネタにされていました」(現地ジャーナリスト)
2022年の発言とは、慣れないアメリカでの食生活に関するものだ。好き嫌いを聞かれて「アイスクリームが嫌い」と答え、「アイスクリームが嫌いなヤツがいたんだ?」と複数の米メディアにイジられた。
さらに「パクチーが苦手だ」とも告白し、
「こっち(アメリカ)では何にでもパクチーを乗せるんですよね。どうして?」
ちょっと怒ったような口調で、そう続けたそうだ。
「何にでもパクチーを乗せる」発言は鈴木の「感想」だが、米メディアは「鈴木はマジメなプレーヤー」と捉えている。適時打を打っても、塁上で表情を変えずに淡々としているからで、そんな「マジメな表情」でインタビュアーが予想していない答えが返ってくるので、思わず吹き出してしまうそうだ。
「野手がグラブの先端でギリギリの捕球をすることを、アメリカでは『アイスクリーム・キャッチ』と言います。例のアイス嫌い発言が出た後、実況アナウンサーは鈴木の危なげな捕球を見て『そういえば、鈴木はアイスクリームが嫌いなんだ。今のはアイスクリーム・キャッチだったけどね』と語り、視聴者を笑わせていました」(前出・米国人ライター)
こうした話を聞くと、露出度がどんどん増えれば、鈴木人気は高まるのではないだろうか。
ちなみに球宴前に25本以上の本塁打を記録したカブス選手は、2001年のサミー・ソーサまで遡る。鈴木に球宴落選のショックはない。打点王タイトル奪取となれば、全米中継のインタビュアーも、鈴木にマイクを向けるはずだ。
(飯山満/スポーツライター)
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