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記事全文を読む→水道水の味は全国でこんなに違う!関東は「中程度の軟水」お茶・コーヒー・料理への影響
国土の7割を山林が占める日本は水資源が豊富。さらに浄水施設などの設備にも優れ、水道水が飲用可能な国として世界にも知られている。
ただし、同じ水道水と思いきや地域によって成分は異なり、味や口当たりについても同様だ。実際、文部科学省科学技術・学術審議会資源調査分科会が公表する「日本食品標準成分表」には、北海道、東北、関東、中部、近畿、中国、四国、九州、沖縄の地域ごとの水道水の成分が表記されている。
水道水やミネラルウォーターにはカルシウムやマグネシウムといったミネラル分が含まれており、世界保健機関(WHO)はその含有量に応じて、「軟水」、「中程度の軟水」、「硬水」、「非常な硬水」と分類。関東の水道水は2つの成分が全国平均より56~57%多く、他の地域が軟水に区分される中、唯一中程度の軟水となっている。
また、東北や北海道は反対に硬度が低いが、実際どのような違いがあるのだろうか? 水に関するアクアソムリエという資格を持つライターは、「硬度が低いほど、口当たりが柔らかい。お茶を淹れるならこういう水のほうが茶葉の成分がより抽出されやすいですね」と話す。ただし、関東地方の水道水で淹れるお茶の味がイマイチというわけではないとか。
「関東の水道水は限りなく軟水に近い中程度の軟水。敏感な舌の持ち主でなければ違いに気づかないですし、そもそもそこまで大きな違いはありません。どちらでも美味しく飲むことができます」(ライター)
一方、コーヒーも水の硬度による違いがあるそうだ。
「日本の水道水のような硬度の低い水で淹れると苦みが少ないので飲みやすく、アメリカンタイプのコーヒーがよく合います。硬水と相性の良いエスプレッソよりも日本で普及した要因のひとつとも言えます」(同)
料理はご飯を炊く、煮物など和食全般は軟水が適しており、洋食は硬水のほうが向いている場合が多いそうだ。
「日本人に馴染みのある料理だとカレーやシチューは硬水のほうが相性はいいと言われています。もちろん、日本の水道水は硬水ではないですが、少量のにがりを加えることで軟水を硬水に変えることができます」(同)
旅行などで地方を訪れた機会があれば、水道水を飲んで自宅との味や口当たりの違いを確かめてみるのも面白いかも。
(滝川与一)
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