スポーツ
Posted on 2025年08月30日 09:00

【新潟記念&中京2歳Sの大ヒント】「なぜこのレースに!?」の奇策馬2頭には走らせるべき「陣営の絶対論理」があった

2025年08月30日 09:00

 競馬において、競走馬と厩舎の変則的なレース選択をはじめとする「意外性」は、陣営の「勝負度合いの高さ」を示すメルクマールのひとつである。

 意外性は「奇策」と言い換えてもいいが、当然ながら、奇策には一定のリスクが伴う。そのリスクをあえて冒すところに、陣営の並々ならぬ本気度が垣間見えるのだ。ひと言で表せば、意外性を秘めた馬は「勝負がかり」なのである。
 今週、新潟と中京で行われる重賞レースにも、そんな意外性を秘めた特注馬が、それぞれ1頭ずつ出走してきた。

 まずは新潟で行われるGⅢ・新潟記念(芝2000メートル)から。それはズバリ、中1週の変則ローテで参戦してきた、ヴェローチェエラ(牡4)だ。
 本来は「前走の札幌記念を叩いて秋のGⅠ戦線へ」という青写真だったはず。その予定をあえて棚上げにして、JRAサマー2000シリーズの最終戦にあたる新潟記念を選択した狙いが、「シリーズ単独優勝」にあることは言うまでもない。
 まさに名を捨てて実を取りにきた一戦。単勝オッズが20倍以上は見込めるであろう、お宝馬と言っていい。

 一方、中京で行われるGⅢ・中京2歳ステークス(芝1400メートル)では、未勝利の身でありながら重賞に殴り込みをかけてきたアイルトン(牡2)が、問題の奇策馬にあたる。
 前走の新馬戦(中京・芝1400メートル)2着で示した能力を考えると、そのまま未勝利戦に出していれば、「圧勝」まであったはず。にもかかわらず、相手強化必至の重賞に挑戦してきたのは、陣営が「間違いなく勝ち負けになる」と踏んでいるからにほかならない。
 おそらく単勝オッズは10倍前後か、それ以上。「取りこぼし」や「凡走」は許されない一戦であり、馬券的に面白い狙い目となる、ちょっとした伏兵馬だ。

 穴馬を探し出したければ「走らせる側の論理」を読み解くべし。これは筆者が最も大切にしている「最強にして不変のセオリー」だ。

(日高次郎/競馬アナリスト)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    スポーツ
    2026年04月13日 06:45

    日本が準々決勝で敗退した第6回WBCの印象のひとつは、かつて侍ジャパンはイチローに象徴されるような、緻密な技と試合運びの巧さを身上とするスモールベースボールだったのに、近年は大谷翔平、鈴木誠也、村上宗隆、岡本和真、佐藤輝明など、スラッガー中...

    記事全文を読む→
    政治
    2026年04月11日 10:00

    アメリカの対イラン軍事作戦は、ついに「地上戦」を射程に捉えた。トランプ大統領は最強の矛と呼ばれる「第82空挺師団」に派遣命令を下し、最終局面に突入。これまで数々の戦場で恐れられてきた“最強の切り札”は、いったいどんな部隊なのか。...

    記事全文を読む→
    芸能
    2026年04月11日 12:00

    2028年のNHK大河ドラマが「ジョン万」であることが発表された。ジョン万次郎こと中濱万次郞の波乱に満ちた人生の物語で、NHKのサイトから一部抜粋すると「19世紀の日米と太平洋を舞台に、命がけのサバイバルの連続と遥かなる再会のロマンを描く。...

    記事全文を読む→
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/4/14発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク