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記事全文を読む→【新潟記念&中京2歳Sの大ヒント】「なぜこのレースに!?」の奇策馬2頭には走らせるべき「陣営の絶対論理」があった
競馬において、競走馬と厩舎の変則的なレース選択をはじめとする「意外性」は、陣営の「勝負度合いの高さ」を示すメルクマールのひとつである。
意外性は「奇策」と言い換えてもいいが、当然ながら、奇策には一定のリスクが伴う。そのリスクをあえて冒すところに、陣営の並々ならぬ本気度が垣間見えるのだ。ひと言で表せば、意外性を秘めた馬は「勝負がかり」なのである。
今週、新潟と中京で行われる重賞レースにも、そんな意外性を秘めた特注馬が、それぞれ1頭ずつ出走してきた。
まずは新潟で行われるGⅢ・新潟記念(芝2000メートル)から。それはズバリ、中1週の変則ローテで参戦してきた、ヴェローチェエラ(牡4)だ。
本来は「前走の札幌記念を叩いて秋のGⅠ戦線へ」という青写真だったはず。その予定をあえて棚上げにして、JRAサマー2000シリーズの最終戦にあたる新潟記念を選択した狙いが、「シリーズ単独優勝」にあることは言うまでもない。
まさに名を捨てて実を取りにきた一戦。単勝オッズが20倍以上は見込めるであろう、お宝馬と言っていい。
一方、中京で行われるGⅢ・中京2歳ステークス(芝1400メートル)では、未勝利の身でありながら重賞に殴り込みをかけてきたアイルトン(牡2)が、問題の奇策馬にあたる。
前走の新馬戦(中京・芝1400メートル)2着で示した能力を考えると、そのまま未勝利戦に出していれば、「圧勝」まであったはず。にもかかわらず、相手強化必至の重賞に挑戦してきたのは、陣営が「間違いなく勝ち負けになる」と踏んでいるからにほかならない。
おそらく単勝オッズは10倍前後か、それ以上。「取りこぼし」や「凡走」は許されない一戦であり、馬券的に面白い狙い目となる、ちょっとした伏兵馬だ。
穴馬を探し出したければ「走らせる側の論理」を読み解くべし。これは筆者が最も大切にしている「最強にして不変のセオリー」だ。
(日高次郎/競馬アナリスト)
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